子供のころのエッセイ。
親に連れられて、お祭りに来たのだけど、ちっちゃな桃子ちゃんはご機嫌斜め。そこで、思いたったのは──。

拝見させていただきました。
お祭りの様子や、子供の頃に抱いていた不満など、読んでて懐かしくなりました。

思わず。うんうん。と、頷く場面も、でも、すこーし、彼女は普通の子供では無かったようです。ちび桃ちゃんの小さな冒険記。

短編ですのでさくさく読めます。
また、読みやすい文面なのが有り難いです。

皆様、オススメ作品です。

昼間でも子どもが一人で歩くのは危ないと思う親は多く、一人で公園に行かせることはまずないかと思います。
このエッセイの主人公、ちび桃子は、ひとりで夜道を歩きます。
なんて危険なっ！？
と思うのですが、そこは時代柄。子供が夜、ひとりで歩いていても不思議ではない空気感があったんですよね。
昼間とは違う、夜の風景。夜の匂い。夜の音。夜の手触り。
そして、夜の闇。真の闇を抜けたとき、きっと心は、ひとまわり大きくなっているかもしれませんね。
ちび桃子の夜の大冒険。小さい体で頑張ります。勇気と度胸は人一倍あります。
ドキドキハラハラしながらお読みください。

子供の頃の思い出や家族との絆を温かく描いており、読者の心に深く響きます。

特に、お祭りの準備や浴衣のエピソードが非常に印象的でした。
家族と一緒に過ごす時間や、友達との再会が描かれており、まるで自分もその場にいるかのような感覚になりました。
お祭りの雰囲気や楽しさが伝わってきて、読んでいてとても楽しかったです。

このエッセイを通じて、日常の中にある小さな幸せや思い出の大切さを再認識することができました。青木桃子先生の繊細で温かい筆致が、読者の心に深く残ります。

素晴らしい作品をありがとうございました。これからも応援しています！🎉👘🌟

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（193文字）