【手術から化学療法前まで】
BRCA1/2遺伝子検査の結果が出る以前に手術日は10月15日と決まってたんだけど、部分切除か全摘かで入院日数とか違ってくるから職場に休みを申請するのにどうしようかと思ってた頃。
陰性と分かって部分切除に決定したあともリンパ節郭清の有無で入院期間が変わってくるため、とりあえず2週間休暇を申請してみた。
10月14日に入院し15日に手術。およそ2時間弱のワープを経験する。
麻酔医にルート取られて、「今から入れますねー。深呼吸してー」って言われた次の瞬間には終わってました。麻酔ってすごい。
目が覚めて一番に「リンパ節転移してなかったよー」って言われたのが印象に残ってる。神頼みした甲斐があった。
15日の午後に副院長の回診です!って放送が流れて副院長じきじきに
「リンパ節に転移してなかったし、断端にもがん細胞はなかったよ」
とのお言葉をいただけた。ありがたい。
というわけで3泊4日で退院できたのだが退院2日後に気胸が発覚し、そのあと気胸が治るまでだらだらとトータル3週間も仕事を休むことになる。
主治医曰く「気胸が治らないと次の化学療法始められないからね」。
ひたすら家でぐうたらしてたら気胸が治ったため化学療法の予定が決まる。
大人しいタイプの乳がんなら手術で取り切った時点で終わりなんだけど、TNBCはPETに写らないだけで微小ながん細胞が全身に散らばってるから化学療法は必須。あと部分切除なので放射線治療も必須。
TC療法という化学療法を受けることになりました。
タキソテールとエンドキサンを点滴投与し、2日後にジーラスタを注射するやつ。
これを3週間ごとに4回繰り返し。
「必ず脱毛するからウィッグ用意しといてね」と言われる。
気胸が治ってから抗がん剤治療が始まるまではもう普通に仕事に行ってた。
全然元気。このまま化学療法しなくてもいいんじゃね?とか思ったりもしたが
「TNBCは3年以内の転移率が高く、再発後の生存期間がほかのサブタイプに比べ短い」そうなので恐れをなして化学療法を受けることにする。
これが手術から化学療法前まで。
記録 @uepeker
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覚書/@uepeker
★26 エッセイ・ノンフィクション 連載中 8話
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