我妻美乃梨 7歳の頃の日記

 2002ねん 5がつ12日 はれのひ


 きょうは、すごくいいおてんきだったので、おそとであそびました。おひさまがポカポカで、かぜがきもちよかった!


 でも、あさに、おかあさんがまたおしごとでいそがしくて、わたしはさびしかったです。おかあさんのおしごとは「赤ちゃんをうむところ」をたすけるしごとです。


 ほんとうは、どうやって赤ちゃんがくるのか、よくわからないけど、おかあさんは、赤ちゃんがうまれると「かわいいねえ」っていいます。だから、きっとしあわせなおしごとだとおもいます。


 きょうは、みっこちゃんといっしょにあそびました。みっこちゃんは、おともだちです。いまがっこうでは、みっこちゃんとあそぶのがはやっているんだよ!


 でも、せんせいが「みっこちゃんってだれ?」ってきいたから、「みっこちゃんはともだちだよ!」っていったら、せんせいがちょっとへんな顔をしてました。


 おひるに、みっこちゃんといっしょに、ちかくのこうえんでお花をつみました。でも、ちょっとだけふしぎなことがありました。こうえんの大きな木のところで、みっこちゃんが「あそこ、赤ちゃんがいるよ」っていいました。


 わたしは見えなかったけど、みっこちゃんは「あかちゃんが、しくしくないてるのなんで?」ってきくから、わたしは「さむいからじゃない?」っていって、あっちに行きました。


 でも、そのあと、みっこちゃんが「だっこしてあげなきゃ」って木のほうに行ったので、わたしは「まって!」っておっかけました。そしたら、きの下に、だれかがつくったちいさないしの山みたいなのがありました。


 みっこちゃんが、「赤ちゃん、ここでねてるんだよ」っていいました。わたしには赤ちゃんは見えなかったけど、みっこちゃんがそういうなら、そうなんだと思います。


 おうちにかえってから、おかあさんに「赤ちゃんってさむいところにいたら、どうなるの?」ってきいたら、「さむいとかわいそうだよね。


 でも、みんなであたためてあげたら、だいじょうぶだよ」っていいました。わたしは、さむい赤ちゃんをみっこちゃんとたすけてあげたいなと思いました。


 よる、ねるまえに、みっこちゃんが「またあしたもあそぼうね」っていってくれたので、うれしかったです。


 お母さんは、よるもおしごとでいそがしいみたいだけど、わたしはみっこちゃんがいるから、さみしくないです。みっこちゃんは、わたしのさいこうのともだちです。


 でも、へやのあかりをけしたら、きの下でみっこちゃんが赤ちゃんをだっこしてるゆめをみました。赤ちゃんは、まっしろいかおでわらっていました。


 でも、そのわらい方は、ちょっとだけこわかったです。わたしは「なんで?」って思ったけど、わからないままめがあきました。


 また、あしたも楽しくみっこちゃんとあそべますように!

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