再登校

要想ケルヲ

再登校

※[この作品は、フィクションです、実在する人物、団体などとは、一切関係ありません、そして様々な発言も特定の人物、団体についての言及、中傷ではありません、それではご理解を上にお愉しみ下さい]




 今日、僕は久しぶりに、学校へと出る事に成った。

何で、いきなり、そうなったかは、ただ、たんのだ。

僕は、去年の、十月頃、中学一年の、二学期頃から、不登校へと、成った、正直理由何て、些細な事や、やなことの積み重ねで、今じゃ理由すらも、覚えていなかった。

 そんな、僕は、数ヶ月間、学校を拒否し続けて、気付けば、刺激の無い、休み続きの日々に、うんざりしていた、それを、望んでいた筈なのにね。

 そんなこんなで僕は、今日、学校へと、行く事にした。



 僕は、鮭のフレークを、添えた、お茶漬けを平らげては、準備を始めていた、歯磨きをしたり、一応、トイレを済ませておいたり。

 そうして、僕は、白いポロシャツの制服に、袖を通し、くしゃみをした。

十一月の上旬の、最近は、寒波の所為か、一気に、外も屋内も、冷え込んだ、故に、今日僕だって、布団から出るのに、苦労したものだ。

僕は、ポロシャツを着、ズボンの、ベルトを閉め、クローゼットに長く眠っていた。

と言う名の、外套がいとうを引っ張り出しては、それをポロシャツの、上に着込んだ。

 僕は、制服に一通り、袖を通し終え、ベッドメイキングを済ませ、鞄を担ぎ、凍える外へと出た。



 外は、それはそれは、凍えており、寒かった。

その所為か、辺りに、少し、雲か、霧がかかっているよう見えた。

単に、眼鏡が曇っていただけかもしれないが。

兎に角、道中は、曇っており、僕の、手がかじかんでいくのを、感じた、僕は、堪らず、息を吐いた、だが、その息は白くも、何とも無かった。

曇った、視界から、見える、通勤の車を、見て、凍えた往来を歩いて、僕は、冬がやって来る、前触れを感じた。



 暫く、通学路を、歩き、僕は、学校の、門の前へと、着いた。

僕は、校内に足を踏み入れ、玄関までの道を、歩いた。

僕は、悴んだ両手を擦り、摩擦で、自分の掌を、温めた。

辺りには、自転車を引いた生徒や、快活に世間話を洒落込む、生徒も居た。

その内、僕は、《かんだんさ》からか、鼻が赤くなるのを、感じた。

僕は、それを隠す様に、マスクを覆ったが、眼鏡が曇るので、それを直ぐに辞めた。

 僕は、気が付いてみると、玄関の下駄箱に靴を入れており、辺りの話し声に、顰めっ面を浮かべ、上靴を履いては、階段を上がった。

階段を上がり、僕は人々が入り乱れる、廊下を通り、教室へと、入った。



 教室に、入っては、自分の席を見つけ、僕はその机に、鞄を置き、腰を下ろした。

それから、鞄を漁っては、机に必要な荷物を入れた。

 すると、机の中には、大量の資料やプリントが入っており、僕は怪訝な目つきで、それらに目を通した。

そうしていると、プリントの、外側から、誰かが、こっちにやって来るのを、感じた。

すると、その彼奴が声を掛けてきた。

T「よぉ、○○○、来てたんだな」

そうだな、Tとでも、記しておくとするか、Tは、僕の友人であり、最近はテスト期間だった様で疎遠に成っていた。

僕は、気が悪そうに、そう返事した。

「あぁ………来たよ」

「それにしても、少し寒すぎやしないかい?」

Tは、僕の、言葉を聞いて、そう煽てる様、僕に言った。

T「そうかもな、まぁ、お前は外に出ないから、普通んな事判んねえもんな!!」

Tは、そう言っては、僕は、舌打ちをするのを、ぐっと、飲み込み、気怠そうに、彼奴に問いた。

「そうかもね、所で、一時間目の、技術は何を、するんだい?」

T「あーぁー、多分、パソコンじゃね?知らんけど」

彼は、関西人の様に、そう呟いては、僕は、席を立ち上がり、鞄をロッカーに入れた。

それと、同時に、彼も、友人の元へと廊下へと出た。

 僕は、好都合だと、思い、机に、戻っては、小説を取り出して、早めの読書タイムと洒落込む事にした。



 朝の会と、読書が終わり、僕は、技術の授業の為、パソコン室へ向かう事に、なった。

僕は、肌寒い廊下を進みながら、Tに質問を投げかけた。

「ねぇ、技術でPCを使うのは、判ったけどさ」

「一体、何を、するんだい?」

Tは、両眼を、左斜に向けて、考え込み、答えた。

T「さぁなぁ?PC関係の何かをするのは、確定だろ?」

Tは苦笑しながら、そう言った。

そう、彼と話していると、僕らは気が付けば、パソコン室の、前へと、着いていた。

 僕は、上靴を、脱ぎ、カーペットの上に上がった。

僕は、23と記された、席を探し、その席に座り込んでは、皆が、やる様に、パソコンを起動した。

 そうして、授業が始まった。



 軽く、四五分ぐらい、過ぎた頃、授業は、チャイムが響き渡ると共に、終わりを迎えた。

授業の、感想としては、特に退屈もしない内容で、悪く無かった、ファイヤーウォールとか、ネットどうこうの、仕組みの授業だった。

最後の、十分間ほどは、自由時間となり、僕は、動画などを垂れ流す、他のクラスメイトを横目に、覗き込まれない様、隠しながら、この"小説"の、テキストを試しに書いていた。

 そんな、パソコン室を離れ、僕らは、教室に戻っては、休みを挟み、英語の授業が始まった。

僕は、個人的に英語は、好きな教科なのだが、得意とは、自分で言っていない。

 そんな僕には、英語の授業は、訳わからなかった、僕は、次第に、英文をノートに写す事に疲れて、またまた、小説を書いていた。



 そんなこんなで、授業は、終わり、今度は、理科室で、授業を受ける事に、なった。

 僕らは、また、肌寒い、廊下で、立ち往生しながら、話し込んでいた。

「理科は、何を、するんだい?」

T「あー、確か、"慣性の法則"か何かじゃ無かったか?」

「何じゃそりゃ」

僕は、目を細めながら、そう言って、理科室へと、向かった。



 僕達は、理科室へと、向かい、理科室に脚を踏み入れた。

理科室は、少しだけ、薄暗く、暗い場所が、好きな、僕にとっては、居心地が良かった。

僕は、灰色の机の上に、置かれた。

青色の丸椅子を、掴んでは、机の下へと下げた。

僕は、椅子に座り込んでは、前を見て、授業が始まるのを、待っていた。

 すると、待っている、内に授業は、チャイムの合図と共に、始まった。

個人的に、授業は理科がダントツで面白かったのを、薄っすらと覚えていた。



 理科の授業も、終わり、一日の、授業が終わった、今日は、保護者説明会か何かで、三時間のみだった。

 僕は、早歩きで、教室へと、帰り、机の中から、持ち帰る、荷物を取り出しては、鞄に突っ込んでいった。

Tも、その内、僕の元に、駆け寄っては、僕に言った。

T「んじゃあな、○○○」

僕は、鞄のチャックを締めながら、Tにこう返した。

「ああ、またね」

 僕は、軽く手を振り、鞄を担いでは、周りに誰も居ない事を確認しては、階段を二三段、飛び越えては、下駄箱へと、駆け込み、上靴を、入れて、靴へと、履き替えて、玄関を出た。



 外は相も、変わらず、肌寒く、空も曇天だったが、僕は、何故かこの時は、学校が終わっての、達成感か、凄く、快活だったのを、今でも覚えている。

 僕は、門から、出て、曇天から僅かに、み出る、太陽の光を浴びながら、帰路を辿った。

 それから、僕は、疲れてからか、家に、帰っては、直ぐに、ベッドに寝転がっては、眠りに就いた。

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