ルーシー(Lucy)

• チナツが搭乗するアームヘッド

• 巨大な空母タイプのアームヘッドで、ホーンは船首部分。大理石で掘られた有角の女神像

• 船だが浮遊もできるため、空海両用空母として運用されている、傭兵団アールの拠点にして重要兵器

• 海はおろか水すら無いハルピュイアイで、なぜ船の形を取っているかは謎である

• 複数のアームヘッドを格納できる他、特殊無線で戦闘のサポートや妨害も可能

• 一対一の戦闘を想定しがちな一般アームヘッドとは、一線を画す機体である

• ライアン曰く「マジで反則級。そのうち怒られるんじゃねえかなって思ってる。便利だけど」

• コレに対してチナツは「大きくて可愛くてオトクじゃん?」位に思っている

• ライアンの言う通り、反則級の性能を有しているが、巨大な上にその能力を活かそうとすると人間の演算能力を遥かに超えるため、長らく適合者がいなかった

• 研究所ではアームホーンの形で格納されていたが、警備任務に就いていたライアン一行がチナツを引きつれて訪れた際、ホーンがチナツに反応して覚醒

• 慌てて外に出したら目の前を覆いつくす空母が出現した……というのが、チナツとルーシーの出会い

• チナツを選んだのは自分に近い立場・役割を与えられた生き物でありながら、自分とはまた違った機能を持っていると認識したため

• チナツはルーシーの事を仲の良い姉妹のように感じているが、ルーシーはお互いをお互いの補完機のように思っている

• 少しすれ違いはあるが、両想い

• 見た目は空色の空母。甲板中央を横切るように、虹のペイントが施されている

• 見た目は鋼鉄製の空母だが、前方先端、帆船の船首に当たる部分に船首像のようなホーン、バウスプリットめいた藍色の槍が付いている

• この形態から想像できるように、ルーシーの戦闘は巨体を活かした体当たり戦法

• 通常のアームヘッドではひとたまりもない。何なら上層区のビルも真っぷたつにできる

• ルーシーのフレームは硬度もかなりあるので、ビル1本折ったくらいでは傷ひとつつかない

• 上層区がアールの反逆を恐れ、ライアンが怒られ(具体的には上層軍顧問役である祖母に怒られること)を心配しているのも、だいたいルーシーのせいである

• 実際に恐れられているのはルーシーだけでなく、ライアンの民衆に対する求心力もあるのだが、肝心の本人に自覚がないので、反逆を危険視されているのはだいたいルーシーのせいだと思っている


あるドクの総評「端から端までデタラメだ!!こんなヤツ、ヘブンでもそうそう見ねえだろうよ。だってぇのに、本人は如何にも自分は真面目ですってすまし顔していやがる。イカれている奴ほどそのイカれっぷりに気が付かないもんだが、コイツはそれの最たるモンだ」


イメージ

• リッサ海戦の「フェルディナント マックス」(オーストリアの艦船。体当たりでイタリア戦艦を攻撃した)

• BEATLES「Lucy in the Sky with Diamonds」

• タロットの「正義」

• 虹が浮かぶ青空

• 融通の利かないマザーコンピューター

• 人語を話す勇魚

• リヴァイアサン

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ハルピュイア達の咆哮の中で~設定資料~ 星田 ヤチヨ @yatiyo720

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