第6話 雷電[エレキッド]

「まてバーン!」


バーンが技を放つのを遮るようにシンゾウが話しかける。


「んぁッ!?」


バーンが拍子抜けて驚く。それと同時に山賊たちも止まった。


「あたしの番ね!お父さん!」


「えっ!?」


急にエマが先陣を切り、山賊たちに向かう。


「なんでだよ"ジンゾウ"!俺がやるぅ!」


「ダメだ。てめぇの力で家がぶっ壊れる。」


深刻な表情に空気がピリつく。バーンは少し悔しそうにしてベッドに座り込んだ。


「だぁ!やってやるよ!」


山賊二人はエマを狙い剣を構える...が、


「てーんちゅー!!!」


エマが叫び山賊二人に大きな電気ショックがかかる。


「どぇーーーー!?」


バーンが大声を発して驚く。


「この山賊らは、エマを狙って2、3人でよくウチに来るんだよ。」


「えぇ、それで私の力である雷電[エレキッド]でいつも撃退してるの。」


「ほへぇ〜強いのかエマ!すっげぇ〜!」グイッ


バーンがいきなりエマに顔を近づける。


「えっちょっなにっ!?…//」


「おまえー、"仲間になれよ"!」


「えっ...でも私にはお父さんが、」


「いいさ、いいさ。行ってこい!」


「"ジンゾウ"!あんな頑固だったのに…」


「だからー!シンゾウだバカヤロウ!!!怒」


〜続く〜

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Ice close✕Diablos (アイスクローズ✕ディアボロス) 田村ひさし @Tamura_1008

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