酔の詩
l'archet
さよなら、さよなら!
さよなら、さよなら!
柿の実がまた落ちていく
日もとっぷり暮れたころ
カラスが鳴いたら帰りましょ
木枯らしの吹く小さなおうち
さよなら、さよなら!
落果したアケビは何を見る
枝の上が恋しいか
今の身の上悲しいか
夢見る暇なく見て回る
さよなら、さよなら!
愛しや恋しやわが家族
渡っていこう補陀落の海
さよなら、さよなら
あとは僅かな勇気だけ
酔の詩 l'archet @larchet
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。酔の詩の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます