「短歌の秋」投稿作品
歌川ピロシキ
血臭と 悲嘆の色濃き ガザの地に 停戦への道 いまだに遠し
パレスチナ停戦交渉中断に寄せて
※季語がないうえに字余りで恐縮ですが……
カタールがガザ停戦交渉の仲介を停止したとのこと。
https://www.cnn.co.jp/world/35225947.html
イスラエル、ハマス双方が建設的な取り組みを拒否しているとの判断を受けてのことだそうですが……
「ハマスの政治拠点はもはや本来の役割を果たしていない」(カタール外交筋)状態のうえ、イスラエル側からは「カタールが仲裁役だったことはない」(バルカト経済産業相)と身も蓋もないお言葉。
カタール政府は米政権に「双方が戦闘と民間人の苦難を終わらせることを目指して交渉に戻る誠実な意志を示せば、仲介を再開する」との意向を伝えたそうですが、余程のことがない限り、交渉が再開される様子はないようです。
なお、昨年10月7日以降4月までの半年間にガザで亡くなった人々の7割近くが女性と子供だったことが国連人権高等弁務官事務所の検証で判明したとのこと。
https://www.cnn.co.jp/world/35225957.html
これは明らかな国際人道法違反である上、先月は学校に対する攻撃が少なくとも64回は実施される(ユニセフ調べ)など、人道状況はさらなる悪化の一途をたどっているようです。
トランプ新政権の組閣人事を見るに、この状況に歯止めをかけるどころか、ますますイスラエル軍への支援を強化するのでしょう。
この先どれほどの地獄が繰り広げられるのかと思うと胸が痛みます。
「短歌の秋」投稿作品 歌川ピロシキ @PiroshikiUtagawa
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