解離、そして離婚。
私の両親は、戸籍上で何度か離籍したり再婚したりを繰り返したせいで、苗字を元通りに出来なくなってしまったので、今でも父親の苗字のままである。
15年以上、両親の言い争いと喧嘩を見て聞いてきた後、2023年7月にようやく正式に離婚と、9月には正式に別居の夢が叶った。
だが、父親は普通の人では無いので、離婚しても問題は引きずったまま、離婚した感覚がとても薄い。
正直、今、父親が普通の暮らしが出来ているのもギリギリであり、本来ならば、家を借りる事も出来ないくらいギリギリアウトな人生を送っているのだ。
それなのに、昔から父親は社交的であり、私が物心つく前は社長をやっていたくらいなので、そこまでは馬鹿では無い。そして、体は弱いが働けなくはない。無理をすれば、夜遅くまで働くことができる。
私が幼少期の時は、トラックのドライバーをしていた。
かなりの大型から普通のトラックまでを乗りこなしていて、どちらかというと長距離だったので、母親を連れて、本州はほとんど周っているはずだ。
私が大人になった現在は、国土交通省のとある仕事をしており、やはり色々な道を車で走るので、私と父親はよくドライブをするようになった。
離婚してから最初のドライブの際、父親は私に言った。
「やっぱり○ちゃんがいないと生きていけないよ。」
と。
また、母親からはこう言われている。
「離婚したけど、一応、○ちゃんにとっては実のお父さんであり家族だから。何かあった時とかは、○ちゃんが何とかやって欲しいの。」
と。
私は結局、両親に酷く依存されており、自立を許されない立場にあると知った。
でも、どちらにせよ、私はもう自立が出来ない。
理由は、
精神障害者手帳1級の所持者であり、
一人では生活が困難な者であるから。
ただ、持病が重いだけでは無く、3つ以上の疾患を持っているので、医者が2では無く、1級と判断したのだと思う。
2と3級だったら、自立が可能であり、就労支援などで職業訓練すれば大丈夫な層なので、役所で1級だと言われた時は、大変ショックを受けてしまった。
当然、ヘルプマークをつけて外出するのも、一ヶ月以上は慣れなかった。
人の目が気になってしまい、違う意味で挙動不審となって、それこそ変な目で見られてしまうのではという恐怖が勝って、一人で散歩に出る際の滞在時間は1時間未満であった。
また、2024年に入ってから、自分に違和感を覚えていた。
気付けば、自分の中にもう一人の人格がいて、数ヶ月後にはまた一人の人格が増えてしまった。
所謂、私は解離までもしていた。
異常 @lume_re2024
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。異常の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
MY LIFE/船里葵
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 4話
うにゅほとの生活/八白 嘘
★10 エッセイ・ノンフィクション 連載中 1,083話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます