オタクの彼氏にコスプレをさせられたい

木場篤彦

第1話告白からの

 6月6日の火曜日、放課後のある教室に生徒である和久井晋也に呼び出され、彼と向かい合う私だった。

「よっ……吉見先生っ、前から吉見先生のことが好きです。むぅっ無理なことは分かってますけど、諦められなくて……つぅ、付き合ってください……」

「和久井くんの想いは……嬉しい。嬉しいけど……和久井くんが言ったように無理なんだ。ごめんね……和久井くん」

 私は頭を下げ右腕を差し出した彼の手をとらずに、断る。

「そう、ですよね……卒業したら、付き合えますか?」

「卒業……うぅーん、そうね……」

「あの……好きな人って、居るんですか?どうかだけ……教えてください、吉見先生……」

「居ない……けど。和久井くんは同い歳くらいの相手を見つけたら——」

「ぼ、僕は吉見先生と付き合いたいんですっ!吉見先生のことばっかいつも浮かぶんです!僕の知らない異性に笑顔を見せてるとこが過ったりすると嫉妬をしてしまうんです……吉見先生だけがそうさせるんです。吉見先生のような綺麗な女性ひとと釣り合うなんて思ってないです……けど、僕はっ……他の見知らぬ男性やつらに吉見先生を奪われたくないんです。どうしてもダメですか……?」

「それはそのぅ……」

 私の煮え切らない態度に彼がじりじりと詰め寄ってきた。

「吉見先生っ!ぼっ……僕はっ僕ぅ——」

 私は後退り、教卓にぶつかり、呻く。

「あぅっ……わぁっ、和久井くんやあぁっめぇ——」

「吉見先生ぇ……ゆぅるして、ください……」

 彼が私を逃さないように教卓を掴み、顔を迫らせ唇で私の唇を塞いできた。

「うぅー、和久井くん……あぷぅっうっううぅー……」

 私は強引に和久井からキスをされ、もがくが逃してくれずに、唇と唇が触れ合い続ける。


 5分以上にわたるキスをされ、彼が顔を離した。

「和久井くん……誰か来て、見られたら……私は、私達はぁっ——」

「もうぅ……僕ぅ、限界ぃっでぇっ——!」

「和久井くんっ!和久井くん、それはぁっそんなことしぃっっ——ダメぇええぇぇ!和久井くん、和久井くんっっ!」

 私は彼に腰を掴まれ、ショーツをずらされ強引に彼の太くて硬いモノを膣内ナカに挿れられ、突かれ続けた。

 彼は激しく腰を動かし、飢えた獣のように見えた。


 私は彼に無断で膣内に出され、その場に座り込んだ。

「和久井くん……やめてって言ったよ。なんでやめて、くれなかったの?和久井くん……ひぃ、酷いよ……ねぇ、和久井くん」

「ごめんなさい、吉見先生……ほんとにごめんなさい。僕ぅ……僕は……吉見先生、吉見先生に……なんて……ことを……」


 最終下校時刻が迫っており、私は犯された彼を帰し、事後処理そうじを済ませ、壁に手を付きながらトイレでバレないようにし、職員室に戻った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

オタクの彼氏にコスプレをさせられたい 木場篤彦 @suu_204kiba

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ