ありがちな〝転生最強〟物語かと思いきや……引き込まれました。
世界のありよう・背景や状況が、まったりと。
力ある存在として生れた(心に余裕のある)転生者らしい視点で語られてゆきます。
いったい、この魔王さま、どんな姿をしてるのだろう……と。
疑問をいだき始めるころには、なにげない前振りで予測させ、
それが冷めきる前には、きっちり見せてくれましたよ。
過剰も不足もない、ほどよい描写力とユーモアセンス。それにバランス感覚。
よく練り込まれていて、読む者に負担を感じさせません。
なにげに熱血、なにげに、ほのぼの呵々としていて地道。
動物好き・魔物好きにはたまらないと思います🦁 👈わたしは、いま。彼がコレの魔物版的な獣……ん? 荒々しくも、でっかい猫? に勝利し(たぶんゲット?)したところ。
魔王さまの現在のありかたを彷彿とさせる視点変化(空間表現)・世界の捉え方が心地よかった💖 (こういった視点、好きなのです)
先がとても楽しみな作品です🫠