神に仕える修道院の静かな暮らし。
夜明け前の礼拝に始まり、薬草園での労働、そして人々への奉仕。そこでは、まだ“ブラザー”とも呼ばれぬ小さな少年たちさえも、祈りと規律の中で生きている。
ソニーとマックス、10歳と6歳の見習い修道士。
彼らの一日は、日課とおやつと、そして「誰にも言ってはならない秘密」で満ちていた。
だがある日、森で出会ったのは、血と剣が交錯する「異物」だった。
少女の悲鳴、倒れ伏す追手たち、そして救援に現れた謎めいた男たち。
神に守られたはずの修道院に、静かに影が落ちていく。
目が見えぬ老修道士が語る「神との対話」、
元兵士のブラザーが背負う「俗世の罪」、
そして、祈るだけでは救えない現実の足音。
これは、
祈りと規律の狭間で、少年たちが初めて「世界の重さ」に触れる物語。