ラグナロク=マキア
刀剣 夜音
第1話 誘拐
「受験者はこちらに並んでください!」
俺は、大きな声でそう呼ぶ女性の元に向かった。
俺が今いるこの場所は、世界共通パイロット育成校"アルデンティ"だ。
その育成校の日和国支部に入学する為に、俺はパイロット適正を測りに学園に来ていた。
受験者の全員が集まったのか、先生らしき女性に案内されるまま、操縦室らしきカプセルが沢山置いてある部屋に着いた。
俺達は、先生の案内の元カプセルの中に入り、システムを起動する。
目の前の画面に現れた真っ白のシンプルなロボットは、この世界に普及された量産型のロボット…正式名称"バベルマキア"というロボットの量産型"アイク"が写っていた。
今使っているカプセルは、このバベルマキアのパイロットとしての適性を図るための仮想戦闘用媒体であり、ゲームのような物だ。
俺は機体の装備などを確認してから、同じく受験者が乗ってるであろうアイクを何体も切り捨てる。
1時間後
ブザーが鳴り試験が終了したことを伝える。
俺達受験者は、その音を合図にカプセルから出てくる。
カプセルから出ると、中央に置いてあるモニターに結果が映されていた。
日和王国1位〖日向 詩乃〗
全世界1位〖日向 詩乃〗
その結果は、俺がこの世界で同年代最強のパイロットであることを示していた。
「…マジか」
俺は、顔を引き攣りながら家へ帰るのだった。
数日後
俺達の世代のパイロット適正度は、全世界に公開され、それによって世間的にも俺のパイロットとしての価値が認められた事になる。
俺は、学園に無事入学出来ることになり、今は通学中だ。
学園に向かって歩いていると、真横に真っ黒のリムジンが止まり、中から黒服に身を包んだガタイのいいオジサン達が出てきた。
「日向 詩乃だな?」
オジサンにそう聞かれた俺は、素直に頷くと、オジサン達は視線を交わすと、俺の腕を掴み、放り投げるように俺をリムジンの中に投げ入れる。
それと同時にリムジンは走り出した。
それに驚いている俺は、隣に座るオジサンに気絶させられるのだった。
ラグナロク=マキア 刀剣 夜音 @JIN-KOKURAI
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