普通の定義とは?

嗚呼烏

普通の定義とは

普通の定義とは

「普通の定義とは?」

「皆の普段の生活に溶け込んでいる、日常的な風景です。」

「普通の定義とは?」

「皆と同じってことです。」

「普通の定義とは?」

「いや、言い過ぎました。一般的ってことです。」

「普通の定義とは?」

「うーん、違和感のないことです。」

「普通の定義とは?」

「体験して、妥当だと思うことです。」

「普通の定義とは?」

「違うかな。妥当かどうかは関係なく、その事柄の枠組みに収まっていることです。」

「普通の定義とは?」

「そのことをしている、その事柄である。と断言できることです。」

「普通の定義とは?」

「つまり、正しい。正解ということです。」

「普通の定義とは?」

「間違っても、普通ですよね。正誤を問わず、喜びも悲しみもない風景です。」

「普通の定義とは?」

「感情的ではなく、ある程度の言語化がされていることです。」

「普通の定義とは?」

「そう思うのは普通という感覚が、ありました。想定範囲内であることです。」

「普通の定義とは?」

「私がパスタを食べたことは、想定できないか。特別な感情を抱かないことです。」

「普通の定義とは?」

「奇抜でないことです。」

「普通の定義とは?」

「奇抜と感じる人が少ないことです。」

「普通の定義とは?」

「気障だと笑われないことです。」

「普通の定義とは?」

「密かに存在できるものの、特徴です。」

「普通の定義とは?」

「ボルテージが上がらない。また、上がっていないことです。」

「普通の定義とは?」

「ごめんなさい。全ての評価において、中間であることです。」

「普通の定義とは?」

「そんなものないですよね、すみません。平凡なことです。」

「普通の定義とは?」

「平凡な奴は、普通以下か。寿命で亡くなることができるような、人生の一部のことです。」

「普通の定義とは?」

「穏やかであることです。」

「普通の定義とは?」

「理解者がいることです。」

「普通の定義とは?」

「逆に、異常者が理解できないことです。」

「普通の定義とは?」

「過激の対になるものです。」

「普通の定義とは?」

「評価されにくい対象のことです。」

「普通の定義とは?」

「忘れ去られがちなことです。」

「普通の定義とは?」

「大切にするのが、理解されにくいことです。」

「普通の定義とは?」

「大切にすることが気持ち悪く、殴られたりすることです。」

「普通の定義とは?」

「上振れや下振れがなく、質素なことです。」

「普通の定義とは?」

「大多数の界隈からは嫌われるが、一部の界隈では人気を呼んでいないことです。」

「普通の定義とは?」

「気の強い者に、嫌われる特徴です。」

「普通の定義とは?」

「見下ろすと、不愉快なものでしょうか。」

「普通の定義とは?」

「無くなれば、明るくなるものです。」

「普通の定義とは?」

「良くも悪くもなく、不愉快なことです。」

「普通の定義とは?」

「いじられて、当然なことです。」

「普通の定義とは?」

「いじめられて、当然なことです。」

「普通の定義とは?」

「無個性なことです。」

「普通の定義とは?」

「夏休み明け。九月一日に俯いて席に座る、あの人みたいなことです。」

「普通の定義とは?」

「簡単なことはできて、難しいことはできない。そして、特別。みんなできる筈の、みんなの輪に入ることはできないことです。」

「普通の定義とは?」

「特別なことが出来ない、マニュアル人間。という言い逃れをする、馬鹿です。」

「普通の定義とは?」

「ある意味、平凡なこともしたがらない。平凡なやつよりも下な、害悪です。」

「普通の定義とは?」

「みんなに囲われ、笑われる。貶される。そんなことです。」

「普通の定義とは?」

「面白みのないことです。」

「普通の定義とは?」

「優秀な奴より劣り、劣等な奴にも馬鹿にされることです。」

「普通の定義とは?」

「生きづらいことです。」

「普通の定義とは?」

「劣っている故、差別されること。皆に近づけないことです。」

「普通の定義とは?」

「どれと比べても、負けることです。」

「普通の定義とは?」

「自分の愚かさに、自分のやりたいこともできなくなる者。その様のことです。」

「普通の定義とは?」

「自分で萎え、人に吐かれ。悪循環で、存在を埋められることです。」

「普通の定義とは?」

「いけないことです。」

「普通の定義とは?」

「ストレス故に。特別な人に、歯向かうことになることです。」

「普通の定義とは?」

「特別な人に、歯向かう為の材料すらも持てないことです。」

「普通の定義とは?」

「『秀でたものがないのは、塵だな。』と馬鹿にされることです。」

「普通の定義とは?」

「特別の前では、好きなものを愛でることも許されないことです。」

「普通の定義とは?」

「普通と一度、思われるなら。関わっているものの価値すらも、下がることです。」

「普通の定義とは?」

「この世界が似合わないことです。」

「普通の定義とは?」

「最近に意見が別れている、生きづらいもののことです。」

「普通の定義とは?」

「褒められないことです。」

「普通の定義とは?」

「友達ができない性格のことです。」

「普通の定義とは?」

「小学校高学年から中学校にかけて、嫌われていく。そして、格差が見えるようになる存在です。」

「普通の定義とは?」

「特別な人たちといると、気持ちが濁る存在のことです。」

「普通の定義とは?」

「神様が理不尽に産んだ、無味無臭のインフレ対策の存在です。」

「普通の定義とは?」

「死にたくても、半強制的に生きさせられる存在のことです。」

「普通の定義とは?」

「少なくとも辛くない人は普通ではなく、周りに押し潰されることです。」

「普通の定義とは?」

「取り柄がない人という仲間を見つけるための指標であり、特別な人が悪用することもあるものです。」

「普通の定義とは?」

「『私もなんも出来ない、普通の人だからさ。』という裏切りを行う、悪い人の常套句のことです。」

「普通の定義とは?」

「いなければ、世界が輝く存在のことです。」

「普通の定義とは?」

「平凡の言い訳にも、天才の口の標的にもなる架空の都合のいい存在のことです。」

「普通の定義とは?」

「定義不足です。」

「普通の定義とは?」

「美味しくないが、不味くもない。辛いが、もっと辛い人もいる。美味しくないのに、辛いのに。世界からそれを見たら、平均的に成り下がる。そんな生涯を送る存在のことです。」

「普通の定義とは?」

「下等生物より辛くはないが、下等生物よりも辛いと思うことが多い存在のことです。」

「普通の定義とは?」

「役不足なことです。」

「普通の定義とは?」

「全員が特別な筈なのに、特別と称したくない人につける称号のことです。」

「普通の定義とは?」

「距離を考えられる称号のことです。」

「普通の定義とは?」

「仲良かったはずのさきちゃんにも、同情の友情を向けられるだけになる存在です。」

「普通の定義とは?」

「心からの友達を奪い去る称号です。」

「普通の定義とは?」

「哀れな目を向けられたり、無情な対応をされることです。」

「普通の定義とは?」

「私と仲良くしてくれそうだった人も、離れていく魔法の言葉です。」

「普通の定義とは?」

「いや、すみません。魔の言葉です。魔法なんて綺麗な言葉は似合わないことです。」

「普通の定義とは?」

「言葉ひとつで人生を崩せるというのを、風刺した人生のことです。」

「普通の定義とは?」

「不人気になることです。」

「普通の定義とは?」

「もともとなにもない辛さではなく、崩れる辛さを体現した人生のことです。」

「普通の定義とは?」

「発言ひとつのイメージも、特別な人と大きく変わることです。」

「普通の定義とは?」

「同じ意見を言っても、咲ちゃんは特別な人を選ぶことです。」

「普通の定義とは?」

「どう言い繕うと、人類に嫌われていることにはかわりないことです。」

「普通の定義とは?」

「半強制的に空気を読まされ、特別な人に話しかけてはいけない存在のことです。」

「普通の定義とは?」

「定義と一般的なイメージに歪みがあり、語りがたいことです。」

「普通の定義とは?」

「どの業界でも、厄介なことです。」

「普通の定義とは?」

「特徴を持つ者が輝く世界において。これ以上は、言うまでもないことです。」

「普通の定義とは?」

「好感度から、簡略化された言語の交わし合いのみで結構と思われる存在のことです。」

「普通の定義とは?」

「特別な存在と異ならない感情を持っているのにも関わらず、粗末に扱われる存在のこと。つまり、不満感を嘆きたい者のことです。」

「普通の定義とは?」

「特別な存在も同じ筈なのに、関わっても得がないと思われる存在のことです。」

「普通の定義とは?」

「人との関わり合いとは、欲の満たし合いが基本。生産性は論外である筈だが、生産性の観点から関わるのが無意味だとされる存在のことです。」

「普通の定義とは?」

「青春の対義語のことです。」

「普通の定義とは?」

「色のない生活を送る存在のことです。」

「普通の定義とは?」

「特別な存在が優れているという事実だけで、劣っていると勘違いされることです。」

「普通の定義とは?」

「定義不足により、対応の粗末さが理不尽に伝染。その対応を受ける存在のことです。」

「普通の定義とは?」

「明るみの人間は嫌うだけであり、公平を保つ人間が触れた方がいい存在のことです。」

「普通の定義とは?」

「誰も助けてくれやしない。負った傷が見えない存在のことです。」

「普通の定義とは?」

「特別な存在が負う傷とは違い、疵を負う存在のことです。」

「普通の定義とは?」

「特別な存在が傷を負った状態が杞憂され、疵を負ってても心配されない存在のことです。」

「普通の定義とは?」

「自分の生活に罪悪感を覚え、狂い。でも、みんなの前では笑顔。世論は、辛いって言いなさい。言えない存在のことです。」

「普通の定義とは?」

「擬似的な壁をおいて、群れたい人間の本能を侵食する。そんな禁忌な言葉のことです。」

「普通の定義とは?」

「なのに、ありふれたものという意味で覚えさせる。まるで、私たちを侮辱する言葉のことです。」

「普通の定義とは?」

「この存在のみ。特別な存在が消えれば、平和になる存在。なのに、この存在が貶される嫌な世界を思い出させる単語のことです。」

「普通の定義とは?」

「この区別さえ存在しなければ、平和になった厄介な言葉のことです。」

「普通の定義とは?」

「私と咲ちゃんの間に、バリアをはる。咲ちゃんを特別な存在へと誘う、悍ましい言葉のことです。」

「普通の定義とは?」

「私を含めて、誰も本当の意味を知らない。だから、野放しにしてはいけない言葉のことです。」

「普通の定義とは?」

「曖昧を世界に落とすと、地獄が生まれる。そんな代表例です。」

「普通の定義とは?」

「数値としては通常だが、現状としては散々なことです。」

「普通の定義とは?」

「いい気分になって、同じ境遇にあったものを助けたい存在のことです。」

「普通の定義とは?」

「でも、それは高望み。現実は自分のことで精一杯なことです。」

「普通の定義とは?」

「一回や二回、大きな壁にあたる特別な存在。それに対し、大きな壁が無限に生産される存在。乗り越えても、乗り越えても。壁ができて。疲労で休むと、怠けと言われる。区別されて、能力を発揮できない環境に置かれ。それでまた、区別される。そんな存在のことです。」

「普通の定義とは?」

「普通の定義とは?」

「未だに、藻掻いて。苦しんで。泣きわめいている存在のことです。」

「普通の定義とは?」

「周りの人がそれかどうか、区別がつかない。実は、暗闇を歩いているのかもしれない。そのようなことです。」

「普通の定義とは?」

「でも、私の周りが普通であることはありえない。普通の私の首を絞める存在が、同じ種族というわけがない。」

「普通の定義とは?」

「特別という名の、詐欺師の反対。金品より大切な何かを奪わない、優しい心の持ち主のこと。いや、奪おうとしても不可能。言葉を発する勇気を奪われた、惜しい種族のこと。」

「普通の定義とは?」

が避けるべき称号。なのに、馬鹿どもが人間に適用する。そして、避けるべき称号を取った存在と罵る。」

「普通の定義とは?」

「いずれ、無視した方が良いと思われる存在。心があるものを無視した罪は大きいのに、普通の存在はそんなことすら考えてもらえない。」

「普通の定義とは?」

「興味を持たれないことです。」

「正解です。」

「は?」

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普通の定義とは? 嗚呼烏 @aakarasu9339

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