第17話

「はっ!」

目が覚めるとそこはギルドだった。

おいどうなって、、まさか誰かが送ってくれたのか?

「、、、ひひひ。」

あいつ俺を侮辱しやがって、、あのくそ武器屋のくせに。

あの武器がなければこのギルドは全くと言っていいほど強くならず、有名にならなかったその事実を都合よく頭から消して考える。

「はぁ、、俺たちはあの時とは違う!もう違う!あいつの人生は終わりだ!釈放された後もまた痛ぶって、、!」

ギギギっ

「はぁ、、」

と落ち込んだ顔をした美咲が部屋に入ってくる。

「おいおい!聞いてくれよ!あの武器屋のさ、、」

「あなたには失望したわ。」

「へ?」

とその例の動画を見せられる。

「おいおいなんだこれ?と言うか、、こいつ嘘を見破るスキルを!運良く!手に入れてやがったのか!」

「どうやら本当のようね。」

「いやいや語弊だって美咲!俺たちずっと一緒の中だろ!」

「、、、」

「他の奴らはどう、、」

「ボスは、ギルドの評価が低くなるから抜けろだって。」

「は?」

「失望したわ。」

「てめえらもやってただろ!やってただろ!」

「証拠がないじゃない。」

「あ、、」

いつも自分が言っていた言葉をそのまま返される。

「じゃあ。これまでありがとう。」

ゾロゾロと人が来て押さえ込む。

「こいつらもやばいんだ!罪を起こしているんだ!」

「暴れるな。」

「動けない!?」

色んな人のスキルが発動することで完全に抑えられている。

「俺は最強で、もっと有名になるはずだったのに、、!」

ギルドから出る途中、

「あの人嫌いだったのよね。」

と後輩や部下から散々と言われる。

「お前らも俺に助けられて、、」

冷たい目で見られる。

「クソが、、クソが、、クソがアアアアアアア!」

そして懲役20年の罰則となった。

***

「本当にありがとう。」

あのあと、しっかりと証明されたことにより、涼子は釈放された。

「いやいや。それなら高木さんに、、」

「僕はちょっと手を加えただけだよ。」

「本当にありがとう。宗介くんと、、、おじさん。」

「、、、智也だ。」

意地を張るな、、、

も宗介もすごかったよ。」

こいつ、、意味がある言い方を。

「、、、」

完全に智也はキレている。

「私はこれからも奴らの悪を追求していくつもり、、、」

だが涼子は心配している。

あの時呼んだものたちのほとんどは、結局命惜しさにくることができなかったのだ。

「、、、死んだ家族のために、、とかないのかしらね」

涼子は18の頃、友達が奴らに殺されたらしい。

「あなた達もまだまだ足りないでしょう?」

「当然だ。」

全員しばいてやる!

「じゃあまた尻尾を掴んだら連絡するわ。、、、本当にありがとう。」

少し恥ずかしがりながらも去っていった。

「じゃあ俺も、、高木が何かいいたげにこっちを見てくるからな。」

「さすがおじさん。」

「、、、じゃあな。」

と智也も去っていく。

「それでなんですが、、」

智也も言っていた通り何かありそうだ。

「?」

「あなたに協力させてください。」

???

光輝が俺にそんな馬鹿げたことを言う。

「それでお前にメリットは?」

「1つはライバルギルドが潰れるのと、もう一つは転生の原理を突き止めるためです。」

「、、、」

俺以外にも奴らにいじめられて、殺されて、それでも闇に葬られて訴えられなくて、、

そんな惨めな思いをしている人がいることを知った。

転生。俺がなんでそんなことをしたのか。

それは奴らを潰す宿命からではないのか?

「おう。やってやる。」

「わかりました。」

俺たちは手を握り合う。

潰す。

これは俺の逆襲だ。

***



1章完結です。

これからはまた気が向いたらになりますが、溜めを作ってまた再開と言う形にさせてもらいます。

これまで読んでくださった読者のみなさん、ありがとうございました!

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騙された武器屋は転生し逆襲する *-*apple @Ksoakxa

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