第3話〜これからの方針〜

 ちゃんとした科学者って設定から科学が好きな社会人ってことにしました。

 化学ささゃをおとし待てるみたいで嫌だったからです。

 ご迷惑をおかけしました。


 @@@@@


 泣き止んでから、とりあえず熱が出てから頭がスッキリした(???)ということにして伝えた。

 実に意味が分からないが8歳ならこんな感じでいいだろう。

 で、精神は完全に融合したと思っていたが、どうやら違うらしい。

 融合7割、分裂3割ってとこかな?

 あくまで感覚だから当てにならないけど。

 そんなこんなで、私が私を慰めるという世にも奇妙な事件が起こった。

 そんなことはともかく、魔法のことが知りたいので、本を読みたいと申し出たら意外にすぐ見せてくれた。

 それでどんなことが書いてあったかというと…


「読めない…」


 そう、読めなかった。

 同じ世界同じ国でも訛りで意味がわからなかったりするから、別世界の言語がちょうどよく日本語な訳がない。

 なんか、ウニョウニョウニョみたいなよくある意味わからん奴である。

 よくあるのに意味分かってないとかダメだって?

 使わないからいいんだよ。

 なので寝る前の読み聞かせとか自分から聞いたりとかして学んでいこうと思う。


 #####


 二ヶ月後…

 結構簡単でだいぶすらすら読めるようになってきた。

 しかし日本語と語順が同じなのは驚いたね。

 話してるのが日本語だから当たり前なんだけどね。

 というかファンタジーだから日本語に聞こえてるけど本来は日本語じゃないパターンもあり得るのか。

 それはともかく、本を読んで得られた情報は以下の


 今いる国はテラリア王国という世界有数の魔法大国であること。

 そしてここはそのテラリア王国の中でも最南端の辺境の領で、名前をラズベル領ということ。

 ラズベル領は侯爵の領であること。

 誰しもが魔力を持っているが魔法を使えるのは一部の人ということ。

 この世界では動物は魔物ということ。

 人がまだ探索しきれていない魔物で溢れた地域があり、そこを魔境ということ。

 ラズベル領は隣接というほど近くはないが、少しの草原を挟んで魔境があるという立地ということ。

 そんな危なっかしい場所が近くにあるのにラズベル領は結構発展してるということ。

 名前でわかる通り私が領主––––エデン=ラズベルの娘であること。

 つまり私は侯爵令嬢ってわけです!

 そして魔法を使うには基本的には詠唱が必要だということ。

 魔法を作ったのは大賢者魔理s…ではなく大賢者マリーサであること。

 うちの両親はめっちゃ強い(多分)ということ。

 多分なのはこの世界の基準がわからないからだ。

 うちの両親は頭の中お花畑ということ。

 色々とおかしな発言をしても、「イルマはすごいのね〜」で済ます。

 魔法は…えー…精霊様が力を貸してくれて発動できている、らしい。

 妖精は見たことないらしい。

 実際に見たことないのによくそんなこと言えるなと思う。

 あとは…魔法を使う時は魔法が出る?ところに魔法陣が出てくるということ。

 これには両親全く気づかなかったようで指摘したらかなり驚いてた。

 目がいいから発見できたことだ思う。

 目がいい私にバンザイ!

 魔力は心臓あたりに集まってるということ。

 そう言えばそんな感じもする。

 なんて言えばいいのだろうか…

 ないけどあるみたいな?

 うごけーと念じたら意外と簡単に動いてびっくりした。

 こんなものかな?

 とりあえず魔法を使えるようになりたい。

 今は普通に夜で眠いので寝ることにする。

 今まではまだ仕事してたと思うんだが、こっちに来てからはまるで起きていることができない。

 子供は体力が少ないんだろうな。

 あぁ、眠い…

 おやすみぃ…

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