鐘の音は今は遠く

　この小説は、ソード・ワールド2.5の世界観を舞台にした短編小説です。

　ドワーフの神殿騎士、トジドン・マッカゴはかつて「剛斧」の異名で知られた英雄であったが、腕の怪我と日頃の傲慢な振る舞いが災いして騎士団を除隊させられてしまう。各地を転々とするうち、いつのまにか冒険者となってしまう。かつて見下していた身分に身を落としてしまった事を苛立ちながらも、タビット族のサータ、人間の少女のシルバとパーティを組んで冒険するうち、少しずつ心を成長させていく。

　……という、卓のあらすじを踏まえつつ。その後日談を想像して書きました。楽しんでいただけたら幸いです。