第7話

今自分に何が起こっているのだろうか。









いつの間にか私は高級車のにいて、高田社長の横に座っていた。


前には運転手さん。どこかに向かっている様子。













「いきなり連れ出して申し訳ありません」


手荒なことをしました、と謝ってきた。



彼はとても丁寧で穏やかな人であった。








いきなり自宅前にいたことは困惑したが、




「どうしても確かめたいことがあります」



と真剣な顔で言うものだから


「わかりました」とついてきた。
















そして





「私の言うことは馬鹿げていると思うかもしてませんが、どうか私の質問に答えてほしい」





そう言って私を見つめる高田社長は、あの夢の「彼」そのものであった。

















「もしかして貴方は、



私と夢で会ったことがありますか?」

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夢の中の貴方 柚木 栞 @marutamaruta199756

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