第6話

「君は…… 」





高田社長は私の顔を見るなり、




「・・・・どこかであったことのない?」













社長の口説き文句だろうか。

















もしかして




「夢の中ですか?」




なんて。





















ああ、つい馬鹿なことを言ってしまったと思った。










だけど彼の表情が変わってしまった。



私を不思議そうに見つめる。






















「君は「高田社長!!!」



高田社長が何か言いかけた時、誰かが急いでる様子で高田社長を呼んでいる声が聞こえてきた。






私はその声を聞いて咄嗟に


「大変申し訳ありませんでした。失礼します」


お辞儀して、急いで高田社長から逃げるように後にした。












そして姿が見えなくなるまで場所に来ると、私は深呼吸をして壁に寄りかかる。




心臓が止まりそう。












ついに「ユメ君」と話してしまった。




会社の社長さんに変な言動と失礼な態度とってしまったな。




クビになったらどうしよう。






























そんなこと考えていた私は















疲れて帰った自宅の前にて高級車が止まり、


彼が私を待っているなんてまさか予想できなかった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る