第4話 初めての一次選考通過についての、ひとりごと
こんにちは。桜野うさです。
ネットの片隅で小説をアップしたり、公募に出したりして日々を過ごしています。
なんて書き出しをしましたが、あんまり公募に出せていないです。
本格的に公募に出し始めたのは2021年です。
そこから今まで年単位で出してない時期もありました。
なので公募に出しているのは通算2年半くらいでしょうか。
これまで応募した小説は、二作を除いてショートショートと短編だけです。
今年の「54字の文学賞」には30作くらい応募しましたが駄目でした。
残念でしたが、受賞作を見れば納得です。どれも素晴らしい作品でした。
「54字の文学賞」以外で複数応募した賞は「短編小説新人賞(集英社オレンジ文庫)」です。
確か5作は出したはずです。
こちらに応募していた時期は公募を頑張っていました。
だけど出せども出せども一次選考すら通りません。
冷静になった今なら「レーベルの研究や、流行りの研究も出来てないし、読者からウケる作品を書けてない。それらを頑張ってから落ち込んでも遅くはない」と思いますが、当時は残念に感じていました。
ちなみに「短編小説新人賞」の受賞作をいくつか拝見しましたが、流行とか関係なく実力で殴るみたいな作品もありました。(選考の方からベタ褒めされてました)
その作品を読んだ瞬間、作者のファンになって調べましたが、他作品は見つからず……プロが戯れで出したと勝手に思っています。それほど高い完成度でした。
本当に実力が高い方は何を書いても選ばれると思います。
私も頑張って実力もちまちま高めつつ、求められている物を書く能力もつけて行こうと思います。
「短編小説新人賞」にいくつか小説を応募していたところ、ついに一作が一次選考を通過しました!
カクヨムにもアップしています。「スカートの奥のリアリティ」です。
※素敵なレビューを書いていただきありがとうございました。
とっても嬉しかったです。
初稿を書いたのは小説の学校に通っていた時でした。
この頃は自分の小説にたくさんの意見を貰いすぎてわけがわからなくなっていました。
何とかみんなに言われたことを全てこなそう……と、私なりに必死で小説を書いていました。
これで昔より上手くなったはずだ。
独りよがりに書いていた時よりずっと、いいものが書けているはずだ……!
そんな新しい私の作品を読んだ親のひと言↓
「なんやこれ。昔書いてた小説の方が面白かったわー」
orz
どうでもいい話ですが「orz」が既に死語だと知って「orz」ってなりました。
話を戻しますね。
親いわく、個性が失われてしまったそうです。
頑張って迎合した結果がそれでした。
上で「求められている物を書く能力もつけて行こう」と書きましたが、私はそうしようとして一度失敗しました。
だけど今ならもっと上手くやれると思います。多分!
親に上記のように言われた私はショックで寝込み……ませんでして、その日の夜、徹夜で小説を一本書き上げました。
「みんなに認められようとした結果がこれかよ……。だったらもう好きに書いてやる!! 女子高生がパンツを見せてくれる小説をな!!!」
闇落ちした結果の産物でした。
小説の学校で意見をくれていたひと達の一部や、親や友達に見せてみました。
「ふざけてる?」
「ヒロインの名前だけはよかった」
などと大絶賛されましたが、親と友達、あと何人かは褒めてくれました。
このことから、他人の意見を聞く時は取捨選択しなければならないな……と、これまた当たり前のことを学びました。
初めて一次選考を通過できたのはもちろん嬉しいですが、こういう経緯で書いた小説だったのでなおのこと嬉しかったです。
その後も「短編小説新人賞」に応募しましたが、趣味を込めて一生懸命書いた小説が一次落ちをしてから何を書いたらいいのかわからなくなって、出さなくなりました。
でも「走れメロス」を読んで、短編小説を書きたくなったのでまた出したいと思います。
ちなみに、「趣味を込めて一生懸命書いた小説」は大幅加筆と修正を行った上で「東京中野文学賞」に応募し、一次選考を通過しました。
報われましたー。
一生懸命書いた小説が一次落ちなのは悲しいですよね。
「ノベル大賞」に一生懸命書いた長編を送り、一次落ちした時はかなりショックでした。
一年半寝かせた後読んでみたら「一次落ちやむなし」の出来で、納得しました。
一生懸命書いている時って、視野が狭くなっていて上手く書けてなかったりするんですよね。
大幅改稿の上で別の賞に応募しました。
流行のネタでも何でもないのでまた一次落ちかもしれませんが、その時はもう一回くらい改稿してどこかに出そうと思います。
それで駄目なら諦めて、同人誌にする予定です。
私は気に入ってますし、落ち込んでいる人に読んで貰って元気になって欲しいなと思ったので。
では、そんなところで!
◆作品紹介
【短編】スカートの奥のリアリティ【現代/コメディ?】
https://kakuyomu.jp/works/16817330668823133162
ジャンル:ヒューマンドラマ
【あらすじ】
元・売れっ子少女漫画家の早乙女キララ(♂)は、起死回生を図りたかった。
編集者より青年漫画家への転向を打診され、お色気絵の練習のために女子高生「ミユ」のパンツを描くことにした。
ミユは、ヒロインのオーラと「世の中に静かに絶望している」目を持つ美少女だった。
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