第5話 同人誌を売ることについての、ひとりごと
こんにちは。桜野うさです。
ネットの片隅で小説をアップしたり、公募に出したりして日々を過ごしています。
今年の9月に「文学フリマ」デビューを果たしました。
しかも同人誌を売る方です。
一般参加ですがコミケやスパコミ、コミティアも経験した私は「小説オンリー、しかもオリジナルだけなんてきっと小規模でまったりしたイベントなんだろう」と、完全になめてかかっていました。
調べたら大盛況!
実際に行ってみたらあまりのひとの多さにビビりまくりました。
こりゃ大阪はその内インテ開催になるで……と思ったら、次回がインテで笑いました。
本が売れない時代とよく聞くのですが、この需要は一体……?
私も同人誌大好きですけどね!
同人誌だけじゃなく、手作りグッズの販売イベントも好きです。
濃いんですよ、物がね。濃い。
商業だと採算が取れないようなニッチ系のグッズや、材料費がかかり過ぎている作品が買えるのです。
同人誌もそうで、商業だと削ぎ落されるような部分がドーンとお出しされます。
荒削りの才能を感じるのもいとおかし。
(※商業レベルだと思う方もいます)
プロだと需要とか考えなくちゃいけないでしょうが、趣味人は「んなもん関係ねーーい!!!」とばかりに好きな物全部乗せ幕の内弁当を販売してくれます。
これこれ、これですよ!! これこそがアマチュア作品の醍醐味!!!
私は昔から同人誌が好きだったので、当然のように「自分も売ってみたい!」と思いました。
で、二次創作の漫画同人誌を友達と合同で2回出し、オリジナル小説同人誌も単体で2回出しました。
二次創作の方は売れ行きを覚えてないんですが(友達とずっと喋っていたので。一冊は売れたはずです)、個人誌の方はよく覚えています。
(ちなみに友達と出たのはコミックシティでした)
個人で出たのは地元の小さなイベントです。
ほら、あれですよ。
ラミカとか売っているサークルがあったりする、ああいうこぢんまりとした雰囲気の地方イベントです!!(ジャンルはよろず。一次も二次もごちゃまぜ)
今でもそういうのあるのか、もう本当にわからないです。
ラミカって今でもありますよね……?
※かつてコミックシティで友達と売りました!
グラデの便箋は流石に消滅しましたかね。
初回はなんと、無宣伝・知名度無しだったのに知らない方に購入して貰えました!!!
気をよくした私は、二回目に同じイベントに出ます。
しかも二回目はちょっと遠出しました。
ここであれを経験しちまいました……。
0部配布です。
orz
死語とか関係ない! 私は「orz」を使い続けるぜ!
既刊が2部ほど売れたような記憶もありますが、とにかく新刊は0!
0部配布の傷がそれなりに大きかったのと、二次創作をネットにアップすることにハマったので、すっかりと同人誌作成からは遠ざかっていました。
コピー誌しか作ったことなかったので「いつかはオフセ本も作りたいなぁ」とか考えていたんですけどね。
言っている間にオンデマンド印刷がメジャーになっていて、今じゃ一冊からでも安く印刷会社に頼めるみたいで、私が立ち止まっている内に時代はまた変わっていました。
で、今年の春にコミティアに参加して「また同人誌作りてぇ!」となったわけです。
だけど私は怖かったですよ。
また0部配布かなぁって。
今回は調子に乗って3冊も新刊出しました。
表紙の作成、印刷、製本作業は結構大変でした。
久しぶりのイベント参加だったので、設営グッズも一から用意しました。
あの布の端っこを縫ったりもしました。
もちろん好きでやっていることです。
イベントに参加するのは自分で決めました。
でも、頑張ったんだから少しは報われたいじゃないですかー!
かー
かー
かー……(エコー)
X (旧Twitter)で「鬱陶しいかな……」とびくびくしながら宣伝したり、知り合いにも広めたりしました。
そんなこんなで迎えた文学フリマ当日、知り合いや初見の方から同人誌を購入して貰えました!!!
う、嬉しい……!
「見本誌読みました。こういうの好きです」
と、言って貰えました。(初見の方)
う、嬉しい……!
結局余ったのは4冊。(そんなに数刷ってなかったので!)
それもイベント後に捌け、手元に残ったのは見本誌だけとなりました。
また出よう。
次こそ0部配布かもしれませんが。
その時は、3年かけて売りましょう!
同人誌は腐らない!
同人誌にしたのは「世界は今日、死んだ」「ヤミのマギア」「日本一迷惑な転職活動」です。
元々はホラー小説を同人誌にしようと思っていたのにギリギリでラインナップを変えました。
その結果、ホラー小説0でホラージャンルの位置にサークルを出すことになりました……。
これでよく買って貰えましたね!
買って下さった方、本当にありがとうございます!!!
超絶励みになってます。
では、そんなところで!
◆作品紹介
【短編】日本一迷惑な転職活動【現代/SF】
https://kakuyomu.jp/works/16817330668537070237
ジャンル:ライトSF
【あらすじ】
三十歳を目前にした八島は、かつて抱いた俳優になる夢を諦めたかった。
八島には、夢を叶えられない理由があった。
けして誰にも言えない秘密だった。
彼の仕事と転職は、日本の運命を左右する。
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