第6話 書くジャンルについての、ひとりごと

 こんにちは。桜野うさです。

 ネットの片隅で小説をアップしたり、公募に出したりして日々を過ごしています。


 

 私は小説を書いていることをリアルでもオープンにしています。

 するとよくこの質問を受けます。


「どんな小説を書いているんですか?」


 毎回ここで言いよどみます。


 すると相手は助け舟を出すように。


「SFとかミステリーとかあるじゃないですか。どのジャンルですか?」



 ああ、えっと……その、


 なんでも書くよ!



「…………へぇ、そうなんですね」



 会話終了!



 解散!!




 実際、無差別に書いています。



 文学フリマで売った同人誌は「ライトSF」「サスペンス」「乙女ゲーム転移」でした。



 ここ最近書き上げた短編~中編は「異世界ファンタジー(無能スキルと思ったらチート系)」「疑似百合ラブコメ」「走れメロスの二次創作(悪役令嬢転移ざまぁ系)」です。



 新人賞に応募して結果待ちしている小説は「青春小説」「ダークファンタジー」と、さっきも挙げた「疑似百合ラブコメ」をなるべく女性向けに改稿した「疑似百合恋愛小説」です。



「書きたい時に書きたいものを!」していたらこうなりました。



 ずっと同一ジャンルで活動している人ってめちゃくちゃ凄いです。

 大長編をずっと書いている人も凄いです。



 私は飽き性です……。



 例えばゆるゆるシーンを書いていたら「戦闘シーン書きてぇ」となり、戦闘シーンを書いていたら「イチャラブ書きてぇ」となり、女の子を書いていていたら「男子書きてぇ」となり、男子を書いていたら「百合を書きてぇ」となります。



 色々書いたおかげでわかったこともあります。


 不得意ジャンルです。



 ラブコメ×



 2週間くらいだけ公開していた「疑似百合ラブコメ」は、男性向けを意識していました。


 しかしいざ書いてみるとコレジャナーイ。



 本当は「い●●100%」とか「終末の●ー●●」とか「●ラブ●」みたいな感じで行きたかったんですよ。



 で、直前に読んだ谷崎潤一郎氏の文章の官能ぶりがやば過ぎて「あんな風に書きてぇ!」と思ったわけです。


 あの方の文章は上品かつ艶めかしいのです。

 読んでいると官能のミストサウナに入れられたみたいな気分になります。



 で、ラブコメに初挑戦したんですが……。

 サイコホラーみたいになってしまいました。


 内容は、「男性が好きな女の子のために美少女になる」というものです。


 あらすじからして「好きな女の子」を「怪異」とか「呪い」に変えて、「美少女」を「霊」とか「呪物」とかに変えたらホラーですしね。


 ストーリーは「相手から知らない間に好かれていて徐々に距離を詰められる」もので、書きながら「ホラーかサスペンスだ……」と、なりました。


 ラブコメはマジで向いてませんでした。



 色々書いてはいるのですが、得意ジャンルを見つけたいなと最近思っています。



 小説の学校に通っていた時は「ホラーっぽい文章だ」と言われました。


 ラブコメや、乙女ゲーム転移物もホラーっぽくなったのでそっちのが向いているのかもしれません。


 カクヨムで一番評価を頂いているのもホラー小説の「押入れには兄がいる」ですし。


 すごくどうでもいいですが、このホラー小説も疑似百合小説も兄貴が引き篭もりで設定が被ってますね。



 最近全然ホラー小説書いてないですが、また何か書きたいと思います!


 好きなジャンルなので「ヨム」はさせて貰っているのですが。

 モキュメンタリーホラーとか面白いです。

 書くのめちゃ大変だろうな……と、思います。



 では、そんなところで!





◆作品紹介


【短編】押入れには兄がいる【現代/ホラー】

 https://kakuyomu.jp/works/16817330668524764158


ジャンル:ホラー


【あらすじ】


 おれのアニキは引き籠りだ。

 二年前からずっと、押入れから出て来ない。


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こちらの作品にもレビュー+コメントを下さり改めてありがとうございました。

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