さよなら、おかえり。

さよなら、おかえり。

君（きみ）と出会（であ）ったあの夏（なつ）

その時（とき）から君（きみ）に沢山（たくさん）もらったよ

いろんな仲間（なかま）との出会（であ）い

君（きみ）とした他愛（たあい）もない話（はなし）

たまにはちょっとした雑学（ざつがく）も

その全（すべ）てが僕（ぼく）の大切（たいせつ）な思（おも）い出（で）

『君に会えてよかった（いつもありがとう）』

君（きみ）がいなくなると聞（き）いたあの日（ひ）

寂（さみ）しさのあまり泣（な）いてしまった

それでも君（きみ）が決（き）めたことだからと

仲間（なかま）と共（とも）に君（きみ）を見送（みおく）った

ポッカリと抜（ぬ）けていく君（きみ）との思（おも）い出（で）

皆（みな）と埋（う）め合（あ）っても心（こころ）に空（あ）く穴（あな）

君（きみ）は最後（さいご）のときまで笑（わら）っていたね

そんな笑顔（えがお）に僕（ぼく）は惹（ひ）かれたんだ

『いってらっしゃい（さようなら）』

もう会（あ）えないからと諦（あきら）めた僕（ぼく）に

はじめましてと言（ゆ）う君（きみ）の声（こえ）

胸（むね）にまた咲（さ）く夏（なつ）の思（おも）い出（で）

見（み）た目（め）は違（ちが）えども僕（ぼく）にはわかる

あの時（とき）と同（おな）じ話（はな）し声（ごえ）

僕（ぼく）はただ、君（きみ）だけを待（ま）っていた

『おかえりなさい（はじめまして）』