家庭の味で『濃さ』を詠んだ歌集。舞台は家族の食卓や台所で、最初から「あるある〜!」「わかる〜!」と共感を呼ぶ短歌がズラリ続きます。ユーモアを含んだ内容は、クスッと笑ってしまうのに、読み進める程に、我が家の食卓の『濃さ』も一緒に想像して、懐かしいやら微笑ましいやら……。作者様の家庭の温かさ、そして自身の家族の歴史と笑顔を思わせる、楽しくて、そして美味しい歌集です。ぜひ皆様もご一緒に、笑って「わかる〜!」と頷いて頂きたいと思います。オススメです!
食べ物やお料理の「濃さ」を詠む作者さまも今回は多いですそれぞれにそれこそ味わい深いものですが、豆ははこさまはご家庭の味を詠まれていますお店の味ではない、毎日のものだからこそ、うなずけるものが多いと思います家庭のほっこり温かさを求めるならこの歌集と推薦させていただきます
どのお歌も濃さが心に染み入ってきますが、私は四首目が一番好きです。嫌いな物も愛情で、包んで隠して美味しく召し上がれ♪気づいた時には、いや、気づかない内に苦手な物も食べちゃった。いつか嫌いな物も好きに変わると良いね♪ご家族への思いが伝わってきます。