大事な日に、大切な人へ。ナンバーワンでオンリーワンな人に贈られる、気持ちの込められた花束達。ナンバーワンじゃなくてもよくないしナンバーツーじゃダメなんです。
「花束を抱えて」という、タイトルの美しさに惹かれました。どこにでもある花屋さん。どこにでもあるカフェ。この日常的な舞台設定が、薫り立つような雰囲気を醸し出している短編です。そして、このまま自然に終わるのかと思いきや……。素晴らしい結末が訪れるのです。是非ご覧くださいませ。
記念日の花屋を眺める。今日は11月22日。俗に言う、いい●●の日だ。入店して、様々な色の花を抱えて出ていく人に目をやれば、何だか突然、「ああ、この人も日常を生きているんだなあ」なんて思ったりする。冷え込んだ心に、日差しいっぱいの温もりをくれます。ご一読を。
読んでいて心がホッと温まるようなお話でした。「作中の主人公がどうしてそんなに花屋を観察しているのだろう」と思っていたのですが、読んでいるこっちまで笑顔にさせてくれるような終わり方でなんだか嬉しかったです。