最初からですが、この二人のやり取りは、すごく面白いです。
言葉のプロ、というよりは、どう人がその言葉を聞いているのかというプロ。
そんな感じのする、二人の会話は、すごく好きな展開です!
作者からの返信
西之園上実さま、こんばんは。
キャラ喋らせたがりな私の性分が出た回となりました(笑)。
なんというか、丁寧な言葉で辛辣とも取れる言葉を述べていくタイプのキャラクター、好きなんですよね……!
面白がってくださるの、嬉しいです!
口から出た言葉って、自分が意図しない方向に受け止められてしまうことがありますよね。出来るだけ誤解をさせないようにしたいのに、ポロリと出たものが「マズい」と思って自分でフォロー入れるうちにどんどん訳分からなくなっていくというか。
佐藤氏は相手に誤解を与えたくないので言葉を費やしているつもりでも、人によっては詰問されているように感じたりするかなと思ったんです。
誠実でありたいのに受け手のメンタルによってはそう聞こえないとか、これもまた行き違い、掛け違いの一種だなぁと思ったりしました。
察するということが嫌いで、言葉を大切にする佐藤さん。いいですね。
そして、佐藤さんの言葉を描写したもも様も、とてもすてきだと思います。
地の文だけではなく、会話文でも心を惹きつけますか。
私の文章、大分酷いな。なんて思っていたところに、こいつぁ響きますぜ。
ふっふっふ。
それでこそ、もも様。
さぁ、ついに現在のTくんが登場ですね。
ユウ(ユー)とみぃ(ミー)の対峙は近い。
わくわくのどきどきってやつですね。
作者からの返信
成野淳司さま、こんばんは。
わぁ、すてきだなんてもったいないお言葉……!
ありがとうございます!
今回のエピソードはかぎかっこいっぱいで、やりとりをたくさんさせることが出来て楽しかったです!
他のエピソードと比べて公開するまでにかけた修正の数も多かったんですが、会話文はやっぱり面白いなと改めて思いました。
佐藤さんと22時に落ち合ってから4時間ぐらいの出来事を表すのに7話も費やしてしまいましたが(喋らせ過ぎました笑)、次話からはやっとこさTが登場して、大人になったふたりのやりとりが書けそうかなと思っています。
自分でも脳内にしかプロットがない上、「やっぱこっちの方がいいかな」とかあちこち悩んでいる部分もあるのですが、とりあえず書き進めてみて転がる方に任せます!
おはようございます。
とうとう彼がやって来たのですね。
今回のお話もすごくよかったです。
佐藤さんの言う「察する」ですが、私の解釈が間違っていたらすみません(>_<)
人って周りにたくさん友達がいて家族がいても、結局は個なんだな、と思います。
自分もよく人の話を聞いて何とかしてあげたいとか思っても、なかなか難しいです。でも、聞いてあげることはできて、そこで感じたことを伝えることはできる。でも、全部理解することはできない。
もどかしさはありますが、会話の中から小さな閃きがあればいいな、というくらいで救えるのはやっぱり自分しかいない気がします。
それを全部理解して分かったとは言えない。けど、最初から耳を塞いで、理解できないから聞かないという姿勢だけは好きではないです。
「本当に助けて欲しい時は、ちゃんと声に出すことをお勧めします」
佐藤さんはきちんとこう伝えていますよね。それがすごくいいと思いました。
言葉ではっきり言わないと分からない。悩んでいる人達って、悩みの理由すら分からない人が多いのかもしれません。それは人と話していて気づくこともある。
文章も書いていて初めて気づく。そんな世界があるような気がします。
いつも長文になってしまいすみません。
とても、素敵でした。
ありがとうございました。
次も楽しみです。
作者からの返信
春野 セイさま、こんばんは。
とんでもないです! 長いコメント大歓迎です(喜)!
自分の書いたものからこんな風に受け止めて、考えを巡らせてくださる方がいらっしゃることを喜ばない書き手はいないと思います。
いつも大切に拝読しております。ありがとうございます!
「救えるのはやっぱり自分しかいない」
もう、激しく同意です。
人に相談する時って、大抵自分の中で腹積もりは決まっていて、それを「合っているよ」と言って欲しい時だけだったりするのと同じで、結局自分を救うのは自分しかいないんですよね。
最終的には自分で決めて、自分で実行して、自分で責任を負って、次に活かしていく。
それの積み重ねで『次』を作っていくんだと思っています。
なので、私は誰かに相談をされても毎回「私だったらこうする」というよりも「この人はどうしたくて相談を持ち掛けているのか」というのを探ることに、どちらかというと神経を遣うようにしています。理解することは出来ないですが、話すうちに気持ちが解けることもあるでしょうし、なんなら言葉にして話すだけでマシになったりもするので、昔は同調して巻き込まれないようにメンタルガードを施した上で「なんぼでも喋れ」と促したりしてました。
助けて欲しい時に強がってもいい結果を生まないことを年を重ねることで学習したものの、佐藤氏みたいに「声に出して助けを求めろ」と言われても、プライドや何やらがあったりするので果たして素直に出来るのかは難しいなぁと(笑)。
ただ、そう言ってくれる人というのは頼られる準備が出来ている人だと思うので、私も本当に助けて欲しい時は「たすけてー!」と言いたいものです……!
佐藤氏の会話の中には私の考えも色々散りばめられていたりするのですが、書きながら「あー、こんな風に思った時期もあったなぁ」とか色々思い出したりしております。
音声ではなく書き言葉として考えをアウトプットしながら、私も色々気付かせてもらっている話だなと、春野さまのコメントを読みながら思いました。
次はやっとこさ、今のTと『僕』がやりとりする場面になります。公開させていただきました際には、また隙間時間にでも覗きに来ていただけましたら嬉しいです!