元カノの友達チー坊

春風秋雄

久しぶりにチー坊から連絡がきた

「山鹿君、元気?」

「チー坊か?久しぶりだな。何とか元気でやっているよ」

電話の相手は、久しぶりに連絡してきた梅原千秋だった。最後に連絡し合ったのは、1年半くらい前だった。

「今度ね、名古屋に出張で行くの。山鹿君のいる四日市って、名古屋から近いのでしょ?」

「近いよ。買い物とかで、よく名古屋まで行くもの」

「本当は日帰りの出張なんだけど、連休の前の日だから、泊まって山鹿君に名古屋とか三重とか案内してもらおうかなと思って」

「いいよ。仕事は土曜日曜祝日が休みだから、お付き合いしますよ」

「本当?じゃあ、出張当日、仕事が終ったら連絡するね。多分19時頃になると思う」

「わかった。じゃあそれくらいの時間には名古屋にいるようにするよ」


俺の名前は山鹿勝昭。30歳の独身だ。大手の総合化学メーカーで働いている。2年前に東京本社から四日市工場へ転勤になり、今は三重県の四日市で暮らしている。工場といっても労務管理の部署なので、基本的に定時で仕事は終わる。始業は8時半なので、終業時刻は17時半だった。

梅原千秋は大学時代の友達だ。厳密には大学時代に俺が付き合っていた浜本詩織の友達で、詩織と付き合い始めてしばらくしてから紹介された。二人は同郷で同じ高校に通っていたらしい。初めて会った頃には、他の大学の学生と付き合っていた。その男性とは2回ほど会ったことがあるが、なかなかのイケメンだった。ところが、1年くらいして、そのイケメンと別れた。年上の彼だったようで、就職が決まって地元の熊本に帰るということで、遠距離恋愛は難しいと彼に言われたそうだ。失恋で落ち込んでいる千秋を放っておけないということで、詩織は俺たちのデートに度々千秋を連れてきた。詩織は千秋のことを「チー坊」と呼んでいたので、俺も「チー坊」と呼ぶようになった。一緒に映画を観たり、遊園地へ行ったり、美術館へ行ったりした。そんなときは夕食も一緒に食べるが、チー坊は気を利かせて適当な時間に帰っていくので、俺も特に邪魔に思うことはなかった。

俺は詩織のことを真剣に考えていた。就職して、生活が安定したら詩織にプロポーズするつもりだった。ところが詩織は大学を卒業すると、いきなり別れようと言い出した。他に好きな人でも出来たのかと聞くと、もともと勝昭とは学生時代だけの付き合いのつもりだったからと、あっさり言われた。地元の香川県で就職が決まっていた詩織は卒業すると、地元に帰って行った。

落ち込んでいる俺を見て、チー坊は度々飲みに誘ってくれた。チー坊は東京の会社に就職していたし、俺の方は入社1年は東京本社での勤務が決まっていたので、チー坊から連絡がくれば他に予定が入っていない限り一緒に飲みに行った。

チー坊は会っても詩織の話題には一切触れなかった。まるで最初から詩織抜きで知り合った友達のように俺に接してくれた。俺は1年間の本社勤務のあと、横浜支店で3年過ごし、それからもう一度本社に戻り、2年前に四日市工場に転勤になった。横浜支店へも東京のアパートから通っていたので、四日市に転勤になるまではチー坊とは度々会っていた。

頻繁に飲みに行って、あれだけ一緒の時間を過ごしたのに、俺たちは男女の関係にはならなかった。詩織は美人系だったが、チー坊はとても可愛い顔をしていた。おそらく世間一般の男なら、チー坊のことを口説きたくなるだろう。しかし、俺からすると、チー坊はあくまでも詩織の友達という位置づけだった。俺の心の中にはいまだに詩織がいた。もうよりを戻すことはないとわかっていても、詩織のことを忘れられなかった。だからチー坊は口説く対象ではなかった。


俺が名古屋駅に着くと、待ち合わせ場所でチー坊はすでに待っていた。

「久しぶり!」

俺が近づくと、チー坊が明るく手を振った。

「久しぶり。何食べる?」

「せっかくだから、名古屋らしいものがいい」

「名古屋らしいもの?味噌カツ、手羽先のから揚げ、天むす、きしめん、味噌煮込みうどん、色々あるけど?」

「じゃあ、味噌煮込みうどん!」

「味噌煮込みうどんは、好き嫌いがあるけど、大丈夫?」

「大丈夫。私赤味噌すきだもの」

俺は名古屋駅に隣接するビルに入っている、味噌煮込みうどんの名店に連れていった。名古屋コーチン入りの味噌煮込みうどんを注文し、出来上がるまでの時間は味噌おでんでビールを飲む。味噌おでんも好き嫌いがあるが、チー坊は美味しい美味しいと食べていた。しばらくすると、味噌煮込みうどんが運ばれてきた。土鍋の蓋を開けると、ぐつぐつと煮え立っている。土鍋の蓋には蒸気を逃がす穴が開いていない。土鍋の蓋を皿代わりにして食べるのが味噌煮込みうどんの食べ方だと教えると、チー坊はフーフーと冷ましながら、夢中になって食べている。

「あー、美味しかった!」

食べ終わったチー坊が満足そうな顔で言った。

「これからどうする?バーにでも飲みに行く?」

「山鹿君に任せる」

「そうだ、ホテルにはチェックインしたの?してないなら、先にチェックインを済ました方がいいよ」

「ホテル、とってないの」

「え?どうして?」

「なんか、どこも満室で、変なホテルしか空いてなかった。だから、今日は山鹿君のマンションに泊めて」

まさか、そんな展開になるとは予想もしていなかった。1DKの部屋に荷物はそれほど置いていないので、誰かが来ても困るほどの散らかりようではない。しかし、チー坊と知り合って、もう10年くらいになるが、同じ屋根の下で寝たことはない。いくら意識していない相手だとはいえ、同じ部屋に寝るとなると意識してしまう。どうしようかと思っていると、チー坊が言った。

「いまから山鹿君の部屋に行って、山鹿君の部屋で飲もうか。久しぶりだし、積もる話もあるだろうし」

チー坊はそう言って伝票を持って立ちあがったので、俺は慌ててその伝票を奪ってレジへ行った。


お酒を飲むつもりだったので車は置いて電車で来ていた俺は、チー坊を連れてJR関西本線に乗った。四日市までは近鉄で行く方が少し早く着くが、JRに比べ料金が高い上に、俺のマンションに帰るにはJRの駅の方が近い。電車の中でチー坊は今日の仕事で会った相手先の担当者が、芸人の誰それに似ていたとしきりに話していたが、俺は上の空で聞いていた。俺は今夜はどうやって寝ようか、ダイニングは狭いので、寝室に一緒に寝るしかないのか?と、そればかりを考えていた。

四日市駅に着き、帰り道のコンビニでビールとつまみを買ってマンションに入った。

「意外と片付いているじゃない」

チー坊が部屋の中を見渡しながら言った。

「荷物があまりないからね」

ダイニングテーブルに買ってきたビールとおつまみを広げ、コップを出す。ビールを飲みながら俺は聞いた。

「明日はどこへ行きたい?」

「ラッコが見たい!」

鳥羽水族館か。電車でも車でも1時間半くらいで行ける。

「わかった。じゃあ明日は鳥羽水族館へ行こう」

チビチビとビールを飲みながら近況報告をしあっていたら、いつの間にか時計の針は12時を回っていた。チー坊がシャワーを浴びている間に、寝る準備をする。ベッドにはチー坊に寝てもらい、俺は床に予備の布団を敷いて寝ることにした。チー坊がバスルームから出てきた。パジャマは準備していたようだ。ホテルに泊まるならパジャマは必要ないので、最初から俺のところに泊るつもりだったのだろう。

「私が下で寝るね」

チー坊はそう言って床に敷いた布団に入ろうとした。

「チー坊はベッドで寝てくれよ。俺が下で寝るから」

俺がそう言うとチー坊はジッと俺を見た後言った。

「じゃあ、一緒にベッドで寝ようか?」

「何言っているんだよ。じゃあ俺はシャワー浴びて来るから」

そう言ったあと、俺は少しドキドキしながら浴室へ行った。浴室から出て寝室に戻ると、出張で疲れていたのだろう、チー坊はベッドでスヤスヤと寝ていた。


翌日目が覚めたら10時を過ぎていた。同じ部屋にチー坊が寝ていると思うと、なかなか寝付けなかったからだ。チー坊は先に起きてコーヒーを淹れていた。

「おはよう。良く寝ていたね」

「ごめん、目覚ましかけるのを忘れていたから遅くなっちゃった」

「べつにいいよ。水族館だって一日いたら疲れるだろうし、午後から行く程度で充分だよ」

「じゃあ、ゆっくり準備して、途中で昼食を食べて行こうか」

11時過ぎに出発して、高速に乗る前に行きつけのトンテキの美味しい店に行った。

「四日市と言えばトンテキだから」

チー坊はお昼からこんなヘビーなもの食べられるかしら?と言いながら、ペロリと平らげた。

鳥羽水族館に着いたのは、1時を少し回った頃だった。入場して、真っ先にラッコを見ると言って、チー坊はラッコがいる場所へ向かった。ラッコは確かに可愛い。チー坊は子供に返ったようにはしゃいでいた。しばらくラッコを見た後、一通り回って、最後にもう一度ラッコのところへ戻った。チー坊は相当ラッコが気に入ったようだ。帰り間際にお土産売り場でラッコの縫いぐるみを買っていた。

半日とはいえ、館内を歩き回ったので結構疲れた。

帰りは鈴鹿インターで下り、途中で夕食を食べて帰った。


昨日と同じように床に敷いた布団に寝ようとすると、チー坊が話しかけてきた。

「山鹿君は、まだ詩織のことが忘れられないの?」

「いきなり何だよ?」

チー坊が詩織のことを言うなんて、俺が詩織と別れてから初めてのことだった。

「詩織が今どうしているか、気になる?」

「今どうしているのか、知っているのか?」

「やっぱり気になるんだ」

「別にそんなんじゃ、ないけど」

「詩織は3年前に結婚したよ。でも去年離婚した」

「そうなんだ」

「性格や考え方が合わなかったって言っていた」

俺は何も言わなかった。すると、唐突にチー坊が言った。

「ねえ、こっちに来て一緒に寝ない?」

「・・・」

「私じゃあ、嫌?」

「嫌じゃない」

「だったらこっちにおいでよ。それとも、私がそっちに行こうか?」

俺はおもむろに立ち上がり、ベッドに入って行った。チー坊の顔を見る。チー坊がゆっくり目を閉じた。俺はその唇に顔を近づけた。


3連休は、初日に鳥羽水族館へ行っただけで、あとは殆ど俺の部屋で過ごした。俺たちは、何度も何度も抱き合った。俺は詩織と別れて以来、そういう行為をする相手はいなかった。チー坊も学生時代の彼氏と別れてから、付き合った男性はいないということだった。

「初めからこうなるつもりで、俺の部屋に泊めてと言ったの?」

「ホテルが空いてなかったのは本当だよ。でも、山鹿君の部屋に泊ればこうなるだろうなとは思っていた。私は何年も前から山鹿君とこうなりたいと思っていたのだと思う」

連休が終わり、チー坊は帰って行った。

チー坊が帰る日、名古屋まで車で送って行った。新幹線のホームまで見送り、チー坊が乗った新幹線が見えなくなると、自分でも信じられなかったが、俺は何とも言えない寂寥感に襲われた。


チー坊は2か月に1回くらいのペースで四日市に遊びに来た。金曜の夜に来て、日曜の夜に帰っていくというパターンだった。金曜日の夕方に新幹線に乗ると到着時刻を知らせて来る。俺は車で名古屋まで迎えに行き、名古屋で夕食を食べて四日市に連れて帰るという流れだった。土曜の夜はチー坊が夕食を作ってくれて、部屋で一緒に食べる。結婚すれば、こういう感じなのかなと思うと、ほのぼのとした幸せを感じた。

チー坊と付き合い始めて半年ほど経ったとき、ふと思った。俺はこのままチー坊と結婚して良いのだろうかと。チー坊は確かに可愛い。一緒にいて疲れないし、楽しいのも確かだ。しかし、俺は本当にチー坊を愛しているのだろうか。自分ではよくわからなかった。そう考える一番の要因は、やはり詩織のことがあるのかもしれない。

振替休日を含めた連休のところで、チー坊はお父さんの還暦のお祝いに地元に帰ることになった。俺はチー坊が四日市に来るものだと思っていたので、他に予定は入れていなかった。香川県には詩織もいる。俺はスマホを開いて、電話帳の登録を確認した。詩織の番号は変わっていないのだろうか。


詩織が指定した場所は、高松市の中でも観光名所となっている大名公園だった。栗林公園と書いて、「りつりん公園」と読むらしい。約束した時間に入口に行くと、詩織はすでに待っていた。8年ぶりに会う詩織は少し大人の女性になったという感じだけで、全然変わってなかった。一瞬にして、付き合っていた頃の思いが蘇ってきそうだった。

「久しぶりだね。詩織は全然変わってないな」

「勝昭は立派な大人の男性になったね」

入園料を払って中に入る。とても綺麗な庭園だ。1周するだけで結構時間がかかりそうだった。俺たちは話をしながらゆっくり歩いた。詩織は俺の仕事のこととか、今も東京に住んでいるのかとか、聞いてきた。俺は入社してからのことから話し出し、今は四日市にいるということを説明した。どうやら千秋と付き合っていることは知らないようだ。千秋は詩織と頻繁に連絡をとっているわけではないのだろう。俺は千秋の話には触れないようにした。一通り俺の話を聞いて、詩織は自分のことを話しだした。

「私ね、3年くらい前に結婚したの」

俺は敢えて知らないふりをした。

「でも去年離婚した。仕事場の上司の紹介で出会ったんだけど、付き合っている時は、こういう人と結婚すれば幸せなんだろうなと思った。背が高くて見た目はいいし、収入もそこそこあって、性格も穏やかで、だから世間一般から見れば幸せな結婚だったと思う。でも、私にしてみれば、つまらない結婚だった。毎日毎日同じ生活で、旦那さんとの会話もほとんどない。どこかへ行こうと言っても、映画を観に行く程度で、映画のあとは真っ直ぐ家に帰るだけ。それならひとりで観に行っているのと変らないじゃない。こんな人と、これから何十年も一緒に暮らすのかと思ったら、もう限界だった」

学生時代の詩織はとても会話を大事にする人だった。一緒に映画を観に行くと、家に帰る前にとりあえず映画館の近くにある喫茶店に入って、映画の感想を言い合う、そういう女性だった。

「勝昭と付き合っていた頃は良かったな。勝昭には何でも言いたいこと言えて、私が考えていた事とは、まったく違う角度から色々意見を言ってくれて。私はどんな男性と付き合ってもそういう関係になるものだと思っていた。でも違っていた。勝昭が特別だったんだね」

俺は胸がドキッとした。

話をしながら、ゆっくり庭園を回り、いつの間にか足が出口に向かっていた。もうすぐ出口だというところで、詩織が聞いてきた。

「勝昭はどうして結婚しないの?」

「どうしてと言われても、そういう相手とそういうタイミングで出会ってなかったから」

「ひょっとして、私のことを引きずっていた?」

「それもないことはない」

「ねえ勝昭、私と結婚しない?バツイチで申し訳ないけど、やっぱり私には勝昭が合っていると思う。今なら四日市でもどこでもついて行くよ」

詩織はジッと俺の目を見て真剣な顔で言った。俺は自分の鼓動がどんどん早くなってくるのをどうしようもなかった。


俺はチー坊の家の近くまで移動し、電話でチー坊を呼び出した。俺が高松にいると伝えると、チー坊は驚いていた。すぐに行くと言って近所の喫茶店を指定した。指定された喫茶店で待っていると、チー坊がやって来た。

「ごめん、急に呼び出して。家の方は大丈夫?」

「うん、還暦祝いの準備は大体できたから、あとは夕食時間になるのを待つだけ。それよりどうしたの?いきなり高松まで来て」

俺が黙っていると、チー坊は何かを察したようだ。

「ひょっとして、詩織に会ってきた?」

「うん」

俺が認めると、チー坊の表情が曇った。

「千秋、話がある」

チー坊の顔が強張ってきた。俺は早く言わなければと思いながら、息苦しくなって、なかなか言葉が出ない。チー坊は、黙って俺の言葉を待っている。

「千秋、俺と結婚してくれないか」

チー坊が茫然と俺を見ている。

「少し前から千秋との結婚は考えていた。でもどうしても決心がつかなかった。俺の中で、詩織のことが決着していなかったからだと思った。だから、一度詩織に会おうと思った。詩織は全然変わってなかった。あの頃のままだった。でも、そんな詩織を見ても、俺が結婚したいのは詩織ではない、やっぱり俺は千秋と一緒にいたいと思った。千秋とこれから何十年も一緒に暮らしていきたいと思った。だから、俺と結婚してください」

チー坊の目から涙がポロポロとこぼれてきた。

「私、諦めていた。勝昭君の心には今も詩織がいる。いつまで経っても私は詩織には適わない。だから、いつか勝昭君から別れようと言われる日が来るだろうと思っていた」

「そんなことを思っていたのか。でも俺は千秋と別れようと思ったことは一度もないよ。だから、結婚しよう」

チー坊はお絞りで目を覆いながら、なんども頷いた。

「これから千秋の家に行っていいかな?お父さんの還暦のお祝いを一緒にさせてもらって、千秋との結婚を許してもらいたいんだ」

チー坊は真っ赤になった目を見開いて、ニコッと笑いながら頷いた。その顔は、やっぱり可愛かった。


詩織から「結婚しようと」言われたとき、俺の心は一ミリも動かなかった。ただ、チー坊と付き合っていると伝えるのは、かなり勇気がいった。詩織は俺とチー坊が付き合っていると聞いて、とても驚いた。そして、これからプロポーズしに行くつもりだと伝えた時は、詩織は一瞬、嫉妬に駆られた目をしていた。しかし、その目はすぐに穏やかな優しい目になった。「チー坊を幸せにしてあげてね」と言った詩織は、昔の心優しい詩織のままだった。もう過去のことだとはいえ、俺はこの女性を好きになって良かったと思った。そう思えたことが、俺の過去に対するケジメだったのだろう。

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