第6話 読者選考攻略 後編


 レビューに関しては、とにかく読んで書きましょう。

 どの作品にレビューするかは、作品ではなく、書き手の活動を見ましょう。アクティブ状態のユーザーであり、なおかつコンテスト期間中にレビューを書いている人。


 また、裏を返せば、あなたがレビューをばんばん書いていれば、あなたがレビューを書いてくれる人なのだと認識され、それだけ読者が集まります。


 また、あなたが書いたレビューは、あなたのフォロワーへ通知が行くし、トップページにも載ることも忘れてはいけません。これもとても大きな、宣伝になります。

 コンテスト期間中は、名前を売ることも大事です。


 と、同時にひとつ注意事項があります。


 あなたのプロフィール欄に、カクコン参加作品のタイトルとURLを必ず表記しておきましょう。


 レビューなどから興味をもって訪れても、どの作品でコンクールに出ているか分からない場合が多いです。正直、一個一個の小説のトップページを確認して回るほど、こちらも暇じゃねえんで。特にコンテスト中は。



 また、プロフィール欄や作中に、「面白かったら☆をつけて下さい」と記入することも重要です。これを見て☆をいれてくれる人もいます。また、カクヨム・ユーザー百万人の中には、「え? ☆って何?」という人も、かなりの数います。

 たったひとつの☆に一喜一憂しているあなたとの、この温度差!


 一方で、作中に「☆を入れて下さい」と書かれることに嫌悪感を抱く人もいます。ぼくも正直嫌いです。そしてまた、他の方々の感触では、あまり効果がないという意見もありますので、ここは自己判断でお願いします。




 さて、レビューついてもう少し説明します。


 まず、読まないでレビューを書くのは駄目です。アカウント剥奪されます。が、最新話まで読んでいればOK。QXです。


 また、カクコンに参加していないユーザー様からのレビューは、高ポイントです。


 そして、同じ自主企画に参加しているユーザーからのレビューは、低ポイントすなわち補正がかかります。もしかしたら、ポイントが全くつかないかも知れません。


 そもそも、自主企画に関しては、レビューや☆を贈り合うことを前提にしたものや、賞品や賞金を出すものは、禁止です。


 これはコンテスト以外も変わらない、自主企画自体のルールです。


 あと、一時期、すべてのエピソードに❤をつけたユーザーのレビューは高ポイントであると運営から通知がありましたが、それが今でも生きているかは不明です。



 また、レビュー内容に関しても、作品を誹謗中傷するものはもちろん、「読むのが大変でした」や「意味が分かりませんでした」程度の表現でも、運営から警告が来ます。


 嘘でもいいから褒めましょう……といったら語弊がありますが、あなたも書き手なら、そいつの良いところを何とか一つくらい見つけてレビューしましょう。


 ぶっちゃけ、レビューの腕はカクヨムではひとつの大きな武器になります。


 ぼくはレビューで選ばれて、カクヨム文芸部員の会員番号No.3をもらいました。


 ちなみに、レビューの書き方は、こちら↓

https://kakuyomu.jp/works/1177354054887584815



 レビューについては、細かいルールがたくさんありますが、これらはコンテストの公平性を維持しようと運営側が苦労した結果であり、いわばカクコンの歴史です。


 とくに、いきなりカクコンに参加した新規ユーザーが、「誰も読んでくれない」「古参のユーザーが仲間同士で結託してレビューを送り合っている」といったクレームを受けてこの結果になりました。



 が、実際はどうでしょうか? 初めてカクヨムで小説を公開し、誰も読んでくれないなんて、当たり前のことです。

 誰もが通ってきた道です。そこに、一人の例外もありません。


 そこから、みんな、読んでもらいたかったら読むしかないと学び、ぼくらはここまで来ています。


 それくらい、カクヨムには作品が星のごとく溢れています。そのなかで、読んでもらおうとしたら、自分から何かアクションを起こすしかありません。

 そして、そのアクションは難しいことではないし、今日ユーザー登録した超初心者でも出来ることです。



 それを怠って運営にクレームつけている人はすでに読者選考で敗北しているといえるし、書いた作品も作者自身も、その存在すら誰にも気づかれていないということです。


 カクコンでは、作品を応募したら、選考を通るために出来ることがある。

 書く阿呆に読む阿呆。同じ阿呆なら、書いて読まなきゃ損損です。特にコンテスト中に書かれた作品は、面白い物が多いから!


 そして、何よりも、レビューを書くことで得るものがある。


 それが何であるかは、いずれあなたは痛感することでしょう。

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