第5話 読者選考攻略 前編


 読者選考を突破するには、ポイントを稼ぐ必要があります。


 そのためには☆やレビュー、そしてフォローが必要です。

 が、☆もレビューもフォローも他人様がしてくれるもので、自分でできるのはフォローだけです。


 ということは、誰かに☆をつけてもらったり、レビューを書いてもらう必要があります。

 そのためにはどうするか?

 やり方はひとつしかありません。

 

 誰かの作品をフォローし、読み、そして☆をつけ、そしてレビューを書き、相手が☆やレビューをつけ返してくれることを期待するのみです。


 ここで注意が必要なのは、相手と約束して、お互いに☆をつけあうことは、ルール違法になるということです。


 また、自主企画で、☆やレビューを書くことを前提として人を集めることも違反になります。


 特に、きちんと読まずに☆をつけたりレビューを書いたりした場合、カクヨム運営から警告が来て、最悪の場合アカウント剥奪されることがあります。



 コンテストが始まると、毎回現れるのが☆爆や❤爆と言われる人たちで、読みもしないですべてのコメントに❤をつけたり、作品に☆をつけて回ったりします。


 おそらく今年も☆爆❤爆する人は現れると思いますので、初心者のみなさんご注意ください。その人はあなたの作品なんか一文字も読んでいませんから。


 また、知らない人がいきなり☆をつけてきたら、それもご注意。

 ☆爆の可能性があります。


 試しに、その人のページを覗きに行ってみて、その人のレビュー一覧から☆をつけた作品をみてみましょう。

 同じ日付でいくつもの作品に☆をつけているのが分かるかも知れません。


 ひどい人になると、一日に100以上の作品に☆をつけます。その努力、もう少し別のところにつかいましょう。



 で、だいたいこれをする人は、数日中に消えます。アカウントごとなくなりますので、あなたの作品についた☆も必然的になくなります。


 コンテストとなると、これが呆れるくらい同じパターンで繰り返されます。これもひとつのお祭りの賑やかしかも知れません。




 では、アカウント削除にならない正当なやり方はどのようなものか?ですが、とにかく人の作品を読んで、レビューを書きまくるのです。


 こちらが読んでレビューを書きまくれば、そのうちの何人かがお返しに、もしくはあなたに興味を持ったりして、あなたの作品を読んでくれるかも知れない。そして、レビューを書いてくれるかも知れない。その可能性に賭けるんです。


 が、どんな作品でもいいかというと、そうではありません。


 まず、アクティブなユーザーの作品であること。


 アカウントだけ残して、全然活動していないユーザーはたくさんいます。こちらがレビューしても、「ありがとうね」くらいのリアクションしか取らない人の作品は、読むだけ時間の無駄です、少なくともコンテスト中は。


 とすると、必然的に今レビューが喉から手の出るほど欲しい人、すなわちカクコンに参加している人になります。その中でも、レビューを多く書いている人を探します。レビューを書かない人の作品にレビューを書いても、何の得もありません、少なくともコンテスト中は。


 さらに、出来ることなら、カクコンのちがうジャンルで応募している人が望ましい。同じジャンルの中でレビューを書き合っても、お互いのランキングは確かに上がりますが、敵に塩を送る形にもなります。



 が、レビューは実はポイントが一番高いんです。☆がつくより、レビューがついた方が良い。ということは、お互いがぐーんとポイント上昇するので、デメリットは低いです。特に、昨今の応募作品数が爆上がりしているコンテストの状況では。



 また、ここ一、二年の傾向ですが、連載中の長編の完結を待たずにレビューを書いてしまうのが主流です。

 つまり、完結まで全部読まないでレビューを書くのが普通です。これも、新作連載が有利な理由です。


 長編の過去作の場合、途中まで読んでレビューを書くことを連発していると、カクヨムから警告が来ることがあるようです。


 それが連載作品だと、物語の連載途中であれ、最新話まで読んでのレビューなら問題なしです。すなわち、レビューを書いてくれる人の負担が小さくなります。

 

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