第7話 意外と重要なこと


 前回お話ししたように、カクコンではレビューを書くことが大事ですが、注意点もあります。

 最近はあまり聞きませんが、何年か前に猛威をふるったのが、複垢です。いわゆる複数アカウント。



 カクヨムはメールアドレスがあれば登録できますが、このメールアドレスを複数もっている方は多いと思います。それを利用して、カクヨムに一人で複数のアカウントを登録し、自分で自分の作品にレビューをつけることができます。


 が、もちろんこれは禁止行為で、かなりの高確率で発覚し、アカウント削除になります。



 また、1台のPCを家族で使い、複数のマイクロソフト・アカウントを使用していても、カクヨムでは複数アカウントと判定されます。


 さらに、複数の人が一つのアカウントで小説を書くことも禁止されています。これは発覚しづらいですが、禁止行為です。ここは勘違いしてやっちまっている人がいますが、それ、禁止行為ですから。




 カクコンでレビューが重要ということはすでに書きましたが、もうひとつ重要なことがあります。それは、露出です。


 カクヨムの登録者は120万人もいます。何らかの理由でトップページにあなたのカクコン作品が表示されると、それだけで読者の方々が来てくれる確率が上がります。


 だから、カクコン期間中は、作品と名前をとにかく目のつくところに表示させる必要があります。名前を売ることについては、レビューを書くことを紹介しました。とうぜん他にもあなたの作品を露出させる方法がいくつかあります。そして、それはとても重要なことです。


 

 作品を露出させる最上の方法はレビューを書いてもらうことです。

 レビューはまずトップページに出ます。あなたの作品タイトルとともに。ただし、ここではキャッチコピーは表示されません。タイトルだけです。ここは重要なので、覚えておいて下さい。



 また、レビューを書いた方のフォロワーの方々へも、新着レビューとして通知が行きます。書いてもらったレビューが素晴らしいものなら、そこからフォローをもらえるかもしれません。



 カクヨムでは、まず、新作小説として連載開始すれば、あなたをフォローしているユーザーの方へ通知が行きます。


 さらに、新しいエピソードを公開すれば、作品をフォローしている方のところへも通知が行きます。


 ちなみに、旧作を非公開にして、再公開しても作品フォロワーの方々へは通知はいきません。これも、新作で勝負しろという理由のひとつです。



 あと、もうひとつ。通知に関しては注意事項があります。


 作品をフォローしてくれている読者のところへ、最新話の通知が行くには、複雑なルールがあります。


 それは、フォロワーが最新話を読んだ状態で、つぎのエピソードが公開された場合、最新話公開の通知がいくということです。


 そのため、二つ以上のエピソードを同時間に公開してしまうと、フォロワーのところへ最新話公開の通知が行きません。

 また、公開済みのエピソードの順番を入れ替えると、通知が行かなくなることがあります。


 さらに、何かの理由で、フォロワーが最新話以外のエピソードを閲覧してしまい、そのままにしておくと、やっぱり通知が行きません。



 なので、コンテスト参加作品は、1話ずつ公開し、途中でエピソードの順番を入れ替えたり、エピソードを追加&削除しないこと。


 また、近況ノートなどで、フォロワーが前のエピソードに興味をもって覗きに行くようなことは書かない方が無難です。


 一度通知が行かなくて、フォロワーが最新話を見逃してしまい、そのまま放置されたら、もう二度と通知は行きません。



 2話以上のエピソードを同時公開するときは、公開時間を2分以上ずらすことが重要です。


 特にコンテスト中は、たくさんの作品を同時に読んでいる人が多いです。更新の通知が行かなければ、そのまんま忘れられてしまう可能性が高いです。ちゃんと通知が来ていても、読み忘れることがあるくらいですから、通知が行かないというのは死活問題です。


 この2話同時公開問題。実は、毎年やらかす人がいます。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る