第8話 作品の露出を増やす
さて、作品の露出を増やすには、どうすればいいでしょうか?
第一は、レビューを書いてもらうことですが、第二はランキングに載ることです。
カクコンのランキングで1位なら、そりゃーみんな読みに来てくれますよね。
コンテストのランキングは、以前はひどいもので、上位4作しか表示されませんでした。また、一時期コンテスト参加作品は通常ランキングに載らない仕様でしたが、今は違うみたいですね。
読者選考がはじまると、トップページにコンテスト用のコーナーが出来、何作かの作品が表示されます。
最初はランダム、のちにランキングになります。だから、ランダムのうちにランキング上位にいけると有利です。トップページに載れば、何万人もの人が見ています。なにせ、カクヨム登録者は100万人以上ですから。
さて、そういう理由からでしょうか。何年も前にある人がこういうことをしました。
異世界転生作品を「詩・童話・その他」で公開しました。当然その作品は、「詩・童話・その他」のランキングに入り、トップページに表示されます。そこでかなりのフォロワーを獲得し、読者選考期間終了まえに、作品のジャンルを「異世界ファンタジー」にもどしました。これをジャンル・ロンダリングといいます。
これを防止するために、読者選考期間中にジャンルを変更すると、それまでのポイントが0になる仕様に変更されました。
が、現在は、選考期間中に応募部門を変更した場合、それまで獲得したポイントが0になる仕様になっています。
ただし、ジャンルの変更は自由です。これは、ジャンルによって応募できない部門があるため、ジャンル・ロンダリングをするとポイントが0になるというロジックのようです。
が、そうなると、ちょっと不思議なことがあります。
異世界ファンタジーを「童話・詩・その他」で公開し、あとからジャンルを変えて、カクコンに出せばどうなるのでしょう?
これを防ぐための仕組みは、なにかあるのでしょうか?
コンテスト・ページと募集要項を読んでみたのですが、それらしい変更点は見つけられませんでした。
話をもどします。
公開時にジャンルを間違って登録してしまうと、あとで大変なことになる可能性があります。
ジャンルと応募部門は、事前にきっちり決めて、きちんと選択しましょう。
他に作品自体の露出を増やす方法ですが、自主企画に参加する方法をたまに勧めている人を見かけます。
が、同じ自主企画に参加している人からのレビューは、ポイントが付きません。つまり、読み合い系の自主企画は意味がないということです。
参加するとしたら、ユーザーのレビュー目的ではなくて、読者への露出目的で、本棚系の自主企画にするべきです。すなわち、読者が覗きに来る自主企画へ参加しないと意味がないということです。
あとは、X(旧ツイッター)での宣伝も、昔は効果がありました。今もある程度は有効かも知れません。
ただ、現在はSNSでの宣伝も溢れています。また、以前からSNSで不特定多数の人と結託してレビューを送り合う動きはありましたが、これも危険だと思ったほうがいいです。
せっかく読者選考通っても、アカウント削除されてしまっては元も子もないです。
さて、ここまで誰か他人にレビューを書いてもらう作戦を解説してきました。
次は、カクヨムでの正攻法、読者の方に読んでもらう方法を語っていきます。
カクヨムでは、小説をただそこに並べておいても誰も読んでくれません。作品数が異様に多いことと、書き手の比率が高いことがその原因ではないでしょうか。
まあ、ここでカクヨムの問題点を議論しても、意味がありません。この現状でどう戦うかを考えていきましょう。
カクコンに新作連載小説を出せば、フォロワーさんのところに通知は行きます。
近況ノートに書けば、誰かが見てくれるかもしれませんが、基本フォロワーさんです。
トップページの新着近況ノートから見つけて見に来てくれる人がいるとは考えられません。
つまり、あなたの書いた小説は、カクヨムに登録している百万人の目には触れず、基本あなたをフォローしてくれている人の目にしか触れていないことになります。
が、裏を返せば、百万人のカクヨム・ユーザーの目に触れる場所に置けば、読者が格段に増える計算です。
すべてのユーザーの目に触れる場所とはどこでしょうか?
まずはランキングです。
以前は、カクコン中は通常のランキングにコンテスト応募作品は表示されない仕様でした。いまは変わったはずですが、いずれにしろこのランキング、上位4作しか表示されません。異世界ファンタジーや恋愛でこのランキングに載るのは難易度が高いです。
が、ミステリーやホラーでは不可能でもないです。簡単でもないでしょうが。
つぎは、注目の作品に載る、です。が、これ、以前は全ユーザー統一の表示でしたが、現在は改良されて、そのユーザーに適した作品が表示されます。
とはいえ、あなたの作品に興味のありそうな読者がそこから獲得できるかも知れない。これは何年か前からの改良です。
さて、作品の露出に関しての本題は次回から始めます。
続きが気になる人は、これ→⊕☆☆☆を押しましょう。
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