第3話 疲労
「柊、もういいぞお」
ああ、やっと終わった。
「腕が、痛え」
でもさっきの1限目は数学だ!
嫌いな1時間を逃れられてラッキーだぜ
よし2限目に向けて準備をするか
「おい、柊」
「はい」
「今日の6限目後第3学習室に来い」
「わ、わかりました」
また放課後呼び出された
もううんざりなんだよ!
あの数学教師ほんとに嫌なやつだな
まじでムカつく...
「キーンコーンカーンコーン」
やべえ、戻らねえと
「出席とるよー!」
「あれ?柊くん休み?」
「す、すみません。おくれました。ハァハァ」
やべえでも幸い社会でよかった
国語や理科で同じあやまちを犯すと怒られるどころじゃねえからな。
(この後の4時間は全部寝ていた。)
「キーンコーンカーンコーン」
やっと6限目が終わった。
なんで10分も延長されるんだよ。
でも第3学習室に行かなければいけない。
俺は第3学習室についた。
「おい!柊!おっせえぞ!」
「授業が長引いてしまいまして」
「そんなの知るか!遅刻は遅刻だ!」
「今から数学の補習を行う」
は?何時間かかるんだよ。おかしいだろ!
「わかりました...」
「今から会議だから、この9枚の問題会議終わるまでに終わらせとけよ。」
自分が教室にいねえなら補習の意味ねえじゃねえか。
「はい」
とりあえず数学教師が置いて行った答えを見てうつした。
ばれねえように難しい問題はわざと間違えた。
「おい柊!終わったか?」
「終わりました、これです。」
「よし今日のところはこれで終わりだ、来週の金曜日までに、このワークの30〜53ページ
やっとけよ」
だるすぎるだろ。岡田に見せてもらうか。
「はい」
よし、めんどくせえ空間から解放されたところで、部活に行くか。
「今何時だ?」
7:30!?俺補習に2:30も時間使ってたのかよ。
まあ今日は帰るか。
その日の夜は、普通の時間で普通に眠れた。
「よし、今日は早起きしたから早く行くか!」
そうして俺は7:40に家を出た。
そして学校に着いたのは7:45だった。
「おい!柊!なんで昨日部活に来なかった!」
「数学の補習があったんですよ。」
「知るか!もっと早く来い!」
「いや...あのぉ...」
そう言って部活の顧問は職員室に戻って行った
この学校は理不尽な教師ばっかりだな、なんでこんなところに来ちまったんだよ。
しかも教室は空いてねえし、どこで待てばいいかもわからねえ。
「早起きして学校に行けばいいって問題じゃねえんだな」
「おはよう、柊、早えじゃん」
「バタッ」
「おい、おい、そういう演技いいって」
「おい!起き上がれよ!」
「柊!」
夢遊世界 -夢の中での冒険- @heybrother
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