第6話目的の為に

「では、これより。国家錬金術師試験の開始します」街の

 中央区にでかでかと建てられた。建物の中庭に、大勢の

 受験者が集まていた。錬金術師は、国家資格だ。

 合格すれば、社会的地位を確保できるし、自身の技能や知識が

 国に認められる。それに、錬金術師になれば。軍に所属し

 お国の為に。社会における害虫ども一掃できるし、自身の

 研究を捗る。そう思い上がている俗物ども大勢いる。

「それでは、午前は筆記試験を行います。受験者の皆さまは

 大広間に集まってください」軍服を着た小太りの男が、大声で

 受験者に呼びかける。ざわざわざとガヤガヤと飛び交う中。

 私は一人歩き出す。「まずは筆記試験ね」私はあれから

 もう勉強をした。フランヌに教わった事を復習して

 フランヌが家から持ってきた錬金術の本を読み漁った。

 森で錬成術を練習もした。錬金術の知識を頭と体に

 叩きつけた。「待っててね。フランヌ」私は、錬金術師になる。

 錬金術師になって。もう一度、フランヌに会う為に・・・・・・

 私は、その一歩を歩き出すと、私の肩に思いっきりぶつかってきた。

 大男が、私を睨んだ。「いってなぁ~どこ、見て歩いてるんだよ。

 お嬢ちゃん」「はぁ?」因縁をつけてきたから。私も、大男を

 睨みつけた。「おめぇ~よぉ。ぶつかっておいてよ。ごめんなさいも

 言えないねぇかよ」この男は、何を言っているんだ。

「先に、ぶつかってきたのは。そっちでしょう」「はぁーこのアルドルフ様が

 てめぇーみてぇなぁ。ガキんちょにわざとぶつかったって言いてえのか?」

「そうでしょ」私は、事実を述べたけど。アルドルフと名乗る。大男は、私の

 言い方が気に食わなかったのか。私の胸ぐらを掴み。私を宙に上げる。

 「てめぇーこのアルドルフ様に楯突くとは、いい度胸しているんじゃねぇか~」

「私は、事実を言っただけですけど。アルドルフさん」「この~あま

 いい度胸してやがる」お互い睨み合う。私とアルドルフの光景を周囲が

 ざわつく。「お前たち。何を騒いでる」その騒動に気づいた。試験官が

 私たちに近づいてきた。「お前たち。受験者だろう」怒鳴る試験官。

 「おぉ、ちょっとまっててくれよ。今、この生意気な女をぶっ殺してやる

 最中だから。邪魔するなぁ」「こんな事を言ってますけど。助けてください」

 感情がこもっていない言い方で、試験官に助けを求める。

 「コラ、そこの君。これ以上の問題を起こすと失格にするぞ」

 「クソが、俺様に指図するんじゃねぇ~」とアルドルフの大きな

 拳が、試験官に振り出されそうになった瞬間。「ぜろ」

 突然、アルドルフの大きな体が爆発した。「あぁあぁ・・・・・・」

 アルドルフの大きな体は、その場で地面に倒れ。私を掴んでいた。

 手が離れる。私も、地面に尻もちを着く形になった。「痛った・・・・・・」

 地面に座る形で、私は頭上の軍服を着た。男を見上げる。

「静粛にしてくれるからな。受験者諸君」

「ド、ドット大佐。どうして、ここに?」軍服を着た。男の名前は

 ドット・フルスタイン大佐。短く整った黒髪に、鋭い眼光を光らせ。

 軍の中では最強の錬金術師だ。「ちょっと、ベルトの散歩をしていた。

 最中でね」ドット大佐の横には、大きな体の「オオカミ?」

 「いや、少し違うかな。正確には二ホンオオカミだよ。東の国にしか

 生息しない。オオカミだよ」「ヴァン」二ホンオオカミのベルトが

 ドット大佐の横に大人しく座っていた。

 



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