第7話実技試験1

「それでは、ただいまより。筆記試験を始めます」アルドルフの騒動から

 数時間が経った。あの後、私とアルドルフは試験官に怒られ。

 錬金術師の試験が、受けられないと思っていたが。そこに

 ドット大佐が「まぁ、いいじゃないか。二人に試験を受けさせても」

 とドット大佐の図らないで、私とアルドルフは錬金術師の試験

 を受けられるようになった。「今度、問題を起こせば。その場で

 二人共不合格にするから。そのつもりで」かなり、強めに試験官に

 釘を打たれ。私とアルドルフは「「はーいー」」と言葉がこもっていない。

 空返事をした。「それでは、受験者の皆さんは大広間に集まってください」

 試験官の号令で、私たち受験者は筆記試験を受ける為。試験会場に歩き出した。

 すると、私の横にアルドルフが私に歩く速度を合わせて「命拾いしたなぁ」

 と一言だけ言って。私より、先に試験会場に向かった。正直、私は

 そんな事を一ミリも思ってはいなかった。けど、私がアルドルフに変に

 逆らったせいで、あんな事になったのは事実だ。私は、心の中で(大丈夫。

 大丈夫だから)と心に暗示をかけた。私は、この国家錬金術師試験を突破

 しなければいけない。錬金術師になって、私が愛したフランヌを甦らせなければ

 いけない。その為には、無駄な争いは避けなければ。肝に銘じて、私は

 思いっきり。自分の両頬を手で、パンッと叩き。自分に気合を入れた。

「よし、まずは筆記試験をやっつける」意気込んで、私は筆記試験を受けた。

 午前中を使って、筆記試験が終わった。筆記試験の内容は、錬金術の基礎知識

 がメインだった。まぁ、そこまで難しい内容ではなかった。全然大丈夫なはず。

 筆記試験終了後。試験会場では、ガヤガヤと受験者の嘆息な言葉が流れる。

「はぁー終わったかも・・・・・・」とか「天国のおばあちゃん。俺、やったよ」

 とか。満身創痍な奴や、絶望した者や、天国にいるおばあちゃんに報告する者まで

 様々だった。教室の中で、色んな感情が発生している中。教壇に、試験官と

 ドッド大佐とドッド大佐のペットの二ホンオオカミのベルトが、私たちの前に

 現れた。「えぇ~午後では、実技試験を行います。実技試験の内容は、例年では

 錬金術の基礎である。錬成技術を競ってもらいますが、今年は・・・・・・

 今年は、敵国との戦いを想定した。対人戦を行いたいと思います。

 対人戦。その言葉に周囲の反応は様々。

「マジかよ。いきなり、対人戦かよ・・・・・・」「本来は、錬金術師は戦闘特化の

 種族じゃないぞ」「己の知識と化学の力の融合であり。

 我々の生活を豊かにするものだろう」様々な言葉が、教室内に響く。

 そこに、二ホンオオカミのベルトが「ヴァン」と大きく吠える。吠えた先に

 ドッド大佐が教壇の真ん中に立ち。私たち受験者の顔を見る。そして口を開く。

「君たちも知っていると思うが。今、この国では隣国との激しい戦いが

 行われている。我々、錬金術師も戦地に駆り出される始末だ。今から

 ある程度の戦闘スキルを身に着けるのも悪くはないと思うが。

 君たちは、どう思うかな?」確かに、今現在の私とフランヌが暮らす。

 アルディア国と隣のエルダス国は、領地を巡る戦いを行っている。

 アルディア国は、昔から錬金術師が多く存在しており。錬金術を使い。

 敵の兵士を抹消しているのは事実だ。でも、錬金術を戦いの道具に使う事なんて。

 本来のあり方に反しているって、そうフランヌは私に言っていた。

 「錬金術は、本来は私たちの暮らしを支え。自然との共存して、互いと互いを

 支え合う。そういう存在だと、私は思っているの。メアリー」フランヌの言葉が

 胸に沁みる。実技の対人戦に、不安な声が上がる中。後ろの席に座る。

 アルドルフが、一際大きな声で「俺はいいですよ。ドッド大佐どの。

 ちょうど、ぶっとばしたい奴がいるんで・・・・・・」そう言い。

 一番前の席に座る。私の事を見据える。「私も異論はありません」と

 私も言葉を返した。「他に、異議があるものはいるか?いないな。

 それでは、今から実技試験を行う。受験者は、グランドに集合するように」

 そう言い残して、ドッド大佐と試験担当の試験官と二ホンオオカミのベルトは

 教室を後にした。「楽しみだなぁ。クソお嬢ちゃん」「えぇ、楽しみね」

 私とアルドルフの間に、青い稲妻が奔る。午前の筆記試験が終わり。

 午後の実技試験が始まろうとしている。

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