今日も一日お疲れ様でした

白川津 中々

◾️

暗い部屋、一日の終わり、やり切った感がなく嫌な目の冴えを覚える。


今日なにをやりたくて、結果なにをやったのか、そこに乖離が生じる。目標はあった。幾つもあった。だが、どれもできなかった。部屋にいて、ベッドに寝転んでいたらもうこんな時間。取り戻せない今日という日。どうして起き上がりコーヒーを淹れて本を読まなかったのだろう。どうして着替えをして外にでなかったんだろう。


どうして。


面倒だからだ。全てが全て、面倒なのた。何もやる気なく、何もしたくなくなった。目標を目標のままにして俺はただ、動きたくなかった。


自ら選んだ時間と未来。それなのに、悔やんでしまう。きっと死ぬ時もこうなるのだろう。いつになっても歩き出せない。俺はずっと、この部屋にいる。

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