私の日常とあなたの何か
ゆーすでん
私の日常とあなたの何か
いつもの道を歩く。変わらない日常。
『これでいい。』
そう思いたい自分。
朝起きて、コンビニで飲み物と昼ご飯を買い、就業時間に辿り着く毎日。
いや、本当は、就業時間の三十分前に会社に行って、洗い物とか、色々してる。
うん、この洗い物は、私がしなくてもいい事は分かっている。
洗い物を続ける事で、信頼される不思議。
まぁ、無視しましょう。
私が一番我慢出来なかったのは、
「奥様と、お子さんを大事にしてますね。」
「俺の事、好きっすかぁ?」
飲み会での言葉。
お前は、何に飢えているんだ?
お前、全く、好きじゃない。
素敵な家庭を作っている奥さんが居るお前が、他の女に好かれていると思うのが気に食わない。
こいつは、やばいと思った。こいつは、私に何しても許すと思ってる。
だから、そうされない様、頑張った。
会社内での飲み会に誘われても断った。個人の誘いなんて、行くわけない。
結局、こいつは、私が思った通りだった。
友達とだけ会うはずだったが、友達の彼氏はあいつの友達。
何故か、友達の彼氏とあいつも着いてきた。
一度だけ、信じることにした。
やっぱり、間違ってた。
腕を組まされ、指を絡まされた。
「酔ったんだね。止めよう?」
そう言っても、腕を組み胸に押し付ける。
「止めよう?」
「なんで? 5秒だけ、お願い。」
地獄に来たと思った。それからも、ずっと、触られ続けた。
胸、太もも、その先。
これは、一番恐れていた事。
これからも、こいつに良いようにされる。
だから、会社を辞める事にした。
私が辞めれば、会社のメンツも保てる。
『一度、セクハラされたババアが、辞めた。』
ババアが辞めたなら、会社は痛くない。それだけの事。
でもね。 私が言いたいのは、それを受け入れろって言った現実なんだ。
一度のおかしい奴の行動を受け入れろ?
馬鹿じゃねえの?
どんだけ、私が考えてきた事を否定してんだよ。
そうならない様に、頑張った。
でも、そうなったんだよ。
お前が、一番会社の事で悩んで腐った癖に、私を否定すんなよ。
さよなら。
後悔なんて、無いよ。
後悔してるなんて思っているのは、
あなた方だけ。
さようなら。お前に触る事すら嫌だから。
今、私はどの会社にも見てもらえない。
でも、それでもいいんだ。
ここは、私のスペース。
誰のものでもない。
大丈夫。 面倒くさい自分
私は、私。
そして、あなたはあなた。
『あなた自身を、楽しもう。』
「抱っこさせてね。ついでに、私にもお願い。ぎゅって、してよ。」
最後まで見てくれた君に、絶対に幸せが訪れる様に。
あなたに、最大級の安らぎを。
私の日常とあなたの何か ゆーすでん @yuusuden
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