エピローグ~勇者の旅はまだまだ続く……?
一瞬、景色が歪んだかと思うと、次の瞬間、それまで俺がいたパーティー会場とは別の場所にいた。
パーティー会場とは似て非なる建築様式。質実剛健を思わせる部屋の中は武装した騎士が取り囲んでいた。パーティー会場よりは幾分小さいが、それでも十分大きくて天井の高い部屋。
そして今、俺の目の前には玉座に腰掛けた恰幅のよい老人の姿。
ここは玉座の間だった。
『ドラゴニック・ファンタジア』の世界の玉座の間ではない。見たことがない部屋だ
「よくぞ来た、勇者『ぼぽ』よ。今、世界は危機に瀕している。お前は――」
いや、見たことがある!
「別のゲームやないかーい!」
王様の言葉を遮るように俺は叫んでいた。
そう。ここは『エターナル・レジェンズ』という別のゲームの中だったのだ。
一体俺はいつになったら元の世界に戻れるのか。俺は頭を抱え込んだ。戦いはまだまだ続くようだ。
勇者『あ』~世界最速のRTA走者はゲーム内世界でも最速クリアをめざす 雪見桜 @GAGLAE
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
参加中のコンテスト・自主企画
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます