ロジカル、或いは幾何学的、だけど愛嬌に満ちている。

青春ラブコメと哲学とは、相容れぬ、ある種対極にあるものなのかもしれない。
だが、それ故、この二つが掛け合わさった時のギャップや面白おかしさは強烈だった。

学園物らしいフレッシュな雰囲気と、それに対してある種の理詰めで進む物語。
特に、この学園物の世界に、哲学者らしい妙な自信を持ったキャラクターがいるのが興味深い。

常に問い続け、一つの答えに向かって邁進する物語。一味違う硬派で愛嬌溢れる学園ラブコメを味わえます。

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