歌月のあとがき

ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。

それでは、そっとこのサイトを閉じて―と云いたいところだが。

ちょっと云いたいことがいろいろあるのでもう少しだけ歌月の遊戯に付き合って欲しい。

さて、ここまで書き切った感想だが、かなり悪趣味なスプラッターホラーになってしまったと思う。初めは長編ミステリーとして予定していた本作だが、途中で重大な問題が発生し、現在に至る訳である。

この本の執筆に当たって、とあるきっかけとなる人物がいる。

勘の良い方なら既におわかりだと思う。―そう、私が最も敬愛する作家、「綾辻行人」である。

この作品には、彼へのリスペクト(パクリもある)を込めて作ったシーンがいくつか存在する。例えば、作中作の形式で物語が進むのは「迷路館の殺人」、また探偵役(殆ど書けなかったが)である内田綾人も、綾辻行人の本名である「内田」と、「綾」、「人」と一文字ずつ頂いたり、なんなら歌月綾の「綾」だって「綾辻行人」の「綾」である。ああ、いつか本当に会いたいなー。

そんな、私が最も愛している作家への愛が爆発してしまった。申し訳ない。



 


そして、いま皆様方が一番言いたいことについて。


ミスリードが多すぎる!!!

実際に読み返してみたが、はっきり言ってかなりミスリードが目立つ。伏線の張り方もかなり雑。書き切った達成感があまりない。


ですので、こちらの「雪辱の弾丸」は、「無修正版」としておき、これからは

「雪辱の弾丸―完全改訂版」と称して、新たに修正していろいろ直し、自分の納得いくモノに仕上げたい。

どうぞ、お楽しみに。

また、内田綾人と長城祐希は、書いていて本当に楽しかったので、今後また執筆する際には、内田綾人が主人公のシリーズ物を書いてみるのも良い、と密かに思っている。どうぞ、そちらもじっくり待っていてください。いつか、書く、はずだ。

さて、自分としてはもっと10万文字以上の長編を書こうと意気込んでいたのだが、案外短くまとまって、少々寂しいような、ほっとしたような……。、まぁ、そちらも今後修正しておく。


ところで……。この作品のメイントリックだが、滅茶苦茶変わってきた。

「このトリックの方が分かりやすいのでは?」

「でも意外性を優先するなら?」

と、試行錯誤を続けた末の、歌月の英知の結晶である。ぜひ、ご堪能あれ。

……と、ここまで云ったが実はこの作品にはもう一つのトリックを隠している。

ほんの、遊び心で入れたが、案外ミステリー愛が試される、いや、「綾辻愛」が試されるトリックかもしれない。

まぁ、答えは当分出さないので気になった方は歌月からの挑戦状だと思って、是非挑んでいただきたい。


最後に。

ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございました!

近々、新たな作品などを発表していきますので、是非今後も、歌月の応援を宜しくお願いいたします。

それでは、また。




2024/11/03   歌月 綾

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