完結済み『新人賞 デビュー目指すも フルボッコ』で終わった私がカクヨム投稿に挑戦する話
芋つき蛮族
リスタート
「これカクヨムに投稿してみれば? いい線いけると思うよ」
「マジで!? 出す出す!」
言われて嬉しくないはずがない、この一言。
ここから私のカクヨム挑戦の日々は始まった。
☆☆☆
お初の皆様、こんばんちわ。
キミサガでお馴染みの皆様、いつもお世話になっております。
芋つき蛮族です。
突然ですがカクヨム挑戦記、スタートです。
キミサガの方はどうしたって?
大丈夫、あれはまだ130話までストックあるから(慢心
なんていうストック枯渇フラグは置いておくとして。
本日は私、芋つき蛮族がどういった経緯でカクヨム投稿を始めたか。
そしてそれだけじゃ即ネタ切れするので、どんな方向性でやっていくのか。
書きながら決めていこうと思います。
ガチで今から。
ということで、まずは私が小説を書き始めた理由から!
☆☆☆
それは私がまだ怖いもの知らずだった頃、行きつけの本屋さんでの出来事。
「なんだろこの小説、派手で楽しそうだな……よし、買おう」
パラパラとページをめくるたびに、爽快に敵をぶっ飛ばす内容に私は惹かれレジへ直行した。
そして衝撃を受けた。
タイトルは「スレイヤーズ!」
そう、あれである。
古のライトノベルの祖(断言
それまで所謂ジュブナイルノベルと言われるものを嗜んでいた私には、あらゆる点で「スレイヤーズ!」は衝撃だった。
そして私は思い至った。
「よし、私も書こう」
若いってすごい。
私は取りあえずノートと鉛筆を握りしめて書いた。
そしてラノベを読み漁ってる友達に読ませた。
「いいんじゃない。続きかけば」
「マジで!? 書く書く!」
私は舞い上がった。
将来は人気作家。好きなものを書いて(以下略
そして就職した。
何故かって? その友人に誘われたからだった。
「皆でゲーム会社作るから、お前シナリオ担当しない? そういうの得意っしょ」
「マジで!? やるやる!」
若いってすごい。すごいバカい。なにが馬鹿ってこうだ。
ゲーム会社を作るといった友人は、専門学校にいった。
私は親に反対された。
当然である。
仮にもそれまでまったく関係のない分野を学んでおきながら、突然卒業前にゲーム会社作るとか言い出すヤツに諸手を挙げて応援する人がいるわけがない。
「んじゃ働いて資金つくるわ」
「それならまあ」
渋々頷いた親も、その内に現実を知って諦めると思ったのだろう。
だが身の程知らずな私は、こう考えていた。
「ゲームのシナリオぐらい別に勉強する必要ないしな。まあ働いて皆が帰ってくるのを待つか!」
そして彼は帰ってきた……専門学校を中退して(爆笑
いや笑いごとではないのだが。
アホな私は友人にこう尋ねたのだ。
「あれ、もう帰ってきたの? ノウハウとか学ぶんだったじゃないの?」
「あー、うん。特にもう学ぶことはないから辞めてきた。お金の無駄だし」
「マジか! あ、でもまだ俺あんまり資金稼げてないな、スマン」
「いや、焦らなくていいよ。独学で勉強するし」
「なるほど。じゃあ俺はもうちょい働いておくわ!」
はい。
なんなんでしょうね、このアホさ。
ええ、アホなんで仕事の休みがある度に、ちょいちょい友人宅にお邪魔してましたよ。
わりと激務だったから、愚痴も聞いてもらってたりね。
だって早くゲーム会社やりたかったんだもん。
でも……当たり前なんだろうけど、友人はいつまで経っても行動を開始しなかった。
アニメにゲーム、手当たり次第に買って遊んで批評して……ロクに勉強している気配がなかった。
まあ、私もシナリオプランナーなんて勉強しないでいけるでしょ、なんて考えていた身ですから。
そんな友人に強くは言えなかったわけですよ。強くは。
でも軽い催促であれ、友人には堪えたんでしょうね。
「もうやらないから」
「え?」
「ゲーム会社。俺は消費する側が性に合ってるかなって」
うん。
まあ、幾ら馬鹿な私でも薄々は感じていたんだよね。
友人は専門学校にいって、ついて行けなかっただけだった。
私も私で、お金を稼ぐとか言ってやるべきことは、なーんにもしないで目を背けていた。
でもまあ、それなりにショックだった。
けど、もしかしたらまた友人がやる気を出してくれるかも……なんて甘いことをまだ考えていた。
そしてある日、私は睡眠不足で会社の車で事故った。
非は完全に私にあった。
車は中破。私自身は無傷。
幸い人身事故ではなく、激務であったということで会社側から責められることはなかった。
だけど、思った。
「これ以上、ここで働いていてなんになる?」
辞めようと思った。
友人宅に出向いて、私は告げた。今の仕事を辞めると。
そしてこう言われた。
「辞めると思ってたよw」
☆☆☆
それから暫くして、私は小説を書き始めた。
それは何故か。
「友人を見返してやりたい」
これである。駄目である。
タイムマシンがあったら当時の自分の元に殴り込んでアンパンチしてやりたいわマジで。
まあ、理由はアレにしろ、それなりに私は書くことに没頭した。
そして新人賞に応募した。
ダメだった。他の会社に使い回して、別ジャンルで書いた。
五年ほどそれを繰り返した。
結果は一次通過が一回のみ。
貰えた講評は、こうだった。
「ヒロインが可愛いです……でも一体なんの話なのかがわかりません」
はい、私もわかりません。
色々試したつもりだった。
斬新さを追い求めたり、話のスケールをデカくしたり、派手な戦闘シーンを書いてみたり。
今思えば、軸がなかったよね。うん。ブレてるとかそういうのではなく、本当に無かった。
これが流行りだろう。これが喜ばれるだろう。これが当たるだろう。
大事なことだけど、それしかなくて、そのレベルも低かった。今が高いわけではないがw
才能がないんだなと思った。
さすがは根拠のない自信。ちょっと壁にブチ当たるだけで雲散霧消である。
「応募やめようかな……楽しい事は他にもあるし」
ここに来て、友人の気持ちがわかった気がした。
とはいえ、すでに彼とは殆ど合わなくなっていたので話す機会もなかったが。
元々自堕落な性格の私は、それから前にも増して遊び惚けた。
何処かで悶々としながら、なにかに没頭しきることもなく。
そして私は出会ってしまった。
モンスターハンターシリーズと。
☆☆☆
悶々としていた日々は、モンハンする日々に変わった。
こんなに面白いゲームがあるのかと思った。
アクションゲームはそれなりに出来ると自負していたクチだったが、それは間違いだった。
いやマジで中高生の間で流行っていると聞いて、高を括っていたんだよね。
そんなんソロでも余裕でしょって。
ボコられまくりましたよ。最終的にはソロクリアしたけど、秘薬素材まで全部持ち込み使い切りとかだったし。
シリーズもバンバン新作出てたからね。
職場でも人気、皆で狩りまくり、そんな毎日が続いていた。
そして……ブームが過ぎた。
チマチマ他ゲーも遊んではみたが、一緒に遊んでいた人もそろそろゲームはね、って感じで自然消滅。
やることがなくなった私は、新作ゲームの情報に一喜一憂したりしつつも、結局購入してもすぐにやめての繰り返し。
なにをやってもつまらない。ノリきれない。
ふと、小説を書いてみようかなとおもった。
しかしすぐに、その考えは否定した。
だってまたツライ思いをするだけなんだもん。
手間も時間もかけてなんにもならないんだもん。
書くのは好きだけど無意味なんだもん。
「――ん?」
否定する理由を並べ立てて、私は首をひねった。
「ああ、そっか。書けばいいんだ」
書くのは好き。でも無意味なのはイヤ。それならば、
「応募用じゃなくて、私だけが楽しめる小説を書けばいいんだ」
目的が定まると、そこからは早かった。
☆☆☆
続きます。
え? カクヨム投稿までの流れとか、方向性はどうしたって?
はい、次でなんとかします。
ホントダヨ。
本日は貴重なお時間をさいて読んでいただき、ありがとうございました。
『ちょっとクスッときたり、今回は良かったなと思って下さった方へ』
キミサガ共々、☆評価・応援よろしくお願いします!
それでは皆さん、サヨナラ、サヨナラ!
こちらは自作品の宣伝です! ☆がほしー! いやホントまじでw
『君を探して 白羽根の聖女と封じの炎』
https://kakuyomu.jp/works/16818093085888298321
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