勇者として異世界に呼ばれましたが、9割平和でした。
カニ食いたい
異世界召喚は路地裏で
バイトをしていつもと同じの帰り道を歩いていた。バスの停留所を過ぎたとき見たこともない場所にいた、左右を土の壁に挟まれている細い真っ暗な道灯りは月明りしかない場所人もいない。小説や映画なら、浮浪者や薬物をやっている人間、が一人でもいそうな所だったが居なかった。動物すらも少し恐怖を覚えたそんなときに頭に響く単調な女の声その内容は「あなたは勇者に選ばれました。この世界を救ってください、武器などは現地で調達してください。以上です」そんなことを話されて出た単語はたった一言「は?」その一言だけだった。誰か助けてくれ、「どうして、どうして俺なんだー!」そんな叫び声が朝日も昇らない夜の空に響いていった。終わってるてなんの罰ゲームだ。そもそも言語て通じるのか、財布はあるがこっちの通貨じゃないし。最も重要なことがあるここは何処だ。俺これから何をするか、確か鞄の中に手帳とペンを入れてたはずだ。鞄からぺんと手帳を出して今後やるべきことを書いていく「・まずは言語が通じるのかの確認・泊まる宿の確保・お金が使えるのかも確認しないと、あとはこの世界のこととか」声に出しながら手帳に書いていく、すぐに忘れる自分にとってこの二点セットは必需品だった。その時に気づくべきだったのかもしれない自身の肉体の変化について。「さてまずは行動の前に財布の確認と」俺は財布を開け中身を確認した。「さ、札がない、俺の諭吉がいなくなってる、いやまて、まだ希望はある。日本円がこっちの貨幣に変換されているという希望が神様お願いします」と言いながら鞄を開けたがそんな物はなかった。あるのはスマホと小銭入れぐらい。いや待てよ小銭入れ、まだ希望はあったんだ固唾をのんで小銭入れのファスナーを開ける「あったお金入ってるこっちの硬貨かな」小銭入れから硬貨を取り出して、月の光に当てる、それは金色に輝く硬貨だった。「よ、よっしゃー!神はまだ俺を見捨ててなどいなかった。いくらの価値かはわからないけどきっと一万ぐらいなはずこれで宿とかには困らずに済むぞ!早速、宿を取りに行くぞ」声を出しながら路地裏を進んでゆく、月の光だけだったが少しずつ光が増えっていった。暗い道を進んで行くうちに大通りが見えてきた。やっとの思いで大きな道に出た瞬間、両腕を掴まれた。「へ?」素頓狂な声が出た捕まっている両腕を見ると、明らか憲兵隊のような人だった。「お兄さん言葉解かる?」「わかります」「よかった、あのねこの辺で発狂している人物がいるって通報があったんだけどそれお兄さんだよね」「え、たぶんそうです」「じゃ署まで来てくれる事情聴取するからさ」断れそうな雰囲気じゃないしな、着いて行くか。「わかりました」と返事をし憲兵隊についていく。道中こんなことを思いながら(世界で初めてだろ召喚された勇者がたいほされるのって)。
勇者として異世界に呼ばれましたが、9割平和でした。 カニ食いたい @konnsty
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