プロローグのオマケ 小田島昇マッチョカルテ 及び 筋肉の神様による種目解説
*プロローグ オマケ1 マッチョカルテ
以下、中立で公正な筋肉の神様判定 小田島昇スペック(15歳 4月時点)
1 ビルダースペック(レベル1~10の10段階 数字はトレ後のパンプ時)
総合 レベル1(番付は序の口)
上腕 29㎝(レベル2)
胸囲 87㎝(2)
尻囲 82㎝(1)
腿囲 48㎝(1)
カーフ(ふくらはぎ) 28㎝(判定不能 腕より細いって一体‥‥‥)
2 ストロングポイント
フレームのバランスはレベル10で最高クラスです。あとは特に、ていうか全くありません。
3 総評
あなたのボディビル人生はまだ始まったばかりです。フレーム以外すべてが足りません。特に腿とカーフは女子高生レベルです。おっと失礼、さすがにそれは言い過ぎですが、なまじ長い分、細さが際立っています。これからは下半身もおろそかにせず、バランスよく鍛えましょう。
*プロローグ オマケ2 筋肉の神様 種目解説
1 ベンチプレス
まあ、これは、一般の方が想像する胸のトレーニングですよ。ベンチに仰向けになって上げ下げするアレです。いつの世も一定割合いるマッチョ好き女子に、飲み会で「キャー、ベンチ何キロ挙げるんですか?」とか聞かれることも多いから、そういった意味では大事な種目ですね。
体重にもよりますけど、体重と同じ重さを挙げてようやく一人前、100㎏一発が次の通過点、その先は体重の1.5倍が割と壁になっていて、そこからは素質次第です。体重70㎏の人なら、120㎏一発挙げられれば相当です。
2 デッドリフト
下に置いたバーベルを両手で「よいしょ」って持ち上げる種目だと思って下さい。背中の種目ですね。成人男性ならすぐ150㎏くらいになります。だけど死ぬほど苦しいから、「デッドリフト」って言います。
ちょっと無理すると、すぐ腰が「グキッ」というか「ピリッ」ときますね。ギックリ腰ってやつですか。一年に一回くらいやりますね。だからデッドは追い込み過ぎないのがコツです。だけど追い込まないと背中の厚みが育たないのが本当にジレンマです。
これをやり込んでいくと、背中に細かい筋肉が浮き出て、「おお! 背中に鬼が棲(す)んでるぞ!」等と、筋トレ仲間から褒められるようになります。どう見たって鬼じゃないですけどね。角無いし。筋トレ界の誉め言葉って、本当にヘンですね。
3 スクワット
むしろデッドリフトよりもキツいのがスクワットでしょう。これ、トレーニーはみんな嫌いですよ。言わずと知れた下半身のトレですね。バーベルを肩に担いで、ええと、アレなんて言うんでしょうね。蹲踞(そんきょ)って言うの? ヤンキー座りみたいなヤツ。ヤンキー座りして起き上がるのを繰り返すんです。
昇は今50㎏でやってますが、これはさすがにあんまりですね。2倍の100㎏でも、他のトレーニーからフフンって笑われそうですけど、実際100㎏で平均8回×3セットやるのってすっごくつらいんですよ。当たり前でしょう? 自重プラス100㎏ですよ? プロレスラー担いで8回やってみろって!
おっと、思わず興奮してしまいました。失礼。
筋トレ界では、この3つの種目がいわゆる「ビッグ3」と言われており、これに、チンニング(懸垂ですね)を加えた4つが、基本中の基本種目と言えるでしょう。この4つを週2回きちんとやるだけで、いわゆる「いい身体」には十分なれると思います。
やっぱり、押す、引く、持ち上げる、といった、人間にとって生活に必要な基本的動作を鍛えると、自然とカッコいい、バランスのよい身体になるんじゃないでしょうかね。
逆に、どんなに頑張って筋肉つけても、ポパイみたいに前腕ばっかり太くなっちゃったら、やっぱりカッコ悪いですよね。だから、筋肉はあればあるだけいい、というわけではないんです。適切な部位に適切な量を付けるのが大事なんですね。
それでは、みなさん、またお会いしましょう。
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