12:成川研究室の芳しくない日常 感想

お話

https://kakuyomu.jp/works/16818093085544010627/episodes/16818093086283565049


 研究というと、筆者の頭のなかは卒論研究の記憶でいっぱいになるのですが、皆様はいかがでしょう? 思えば筆者、大学の頃は趣味と研究とフィールドワーク(意味深)に勤しむばかりの毎日だったように思います。

 まずそもそも筆者ってば、センター試験の時期に某地平線の王国が2010年にリリースしたアルバム『Märchen』やその前日譚にあたるシングル『イドへ至る森へ至るイド』を聴き込んでいた影響もあって、大学に入った時点で「魔女狩りについて研究するんだい!」という風に卒論のテーマがある程度決まっていたんですね。

 だから大学でも休み時間なんかは図書館に入り浸って魔女狩り研究の本などを読み漁ったり、友人たちとカラオケに行ってサンホラ曲を歌ったり(みんなサンホラ知らないのによく聴いていてくれました、ありがとう!)、入学してすぐに所属した文芸サークルに提出する話を書いたりしていたのですが、やっぱり趣味に生きるって楽しいなとそのときに思ったり。


※ ちなみに当時所属してきたサークルには邪悪な人間たちの姿をほぼ専門的に書かれる先輩や、闇堕ちをひたすらに突き詰める先輩がいらして、筆者はそのとき『あぁ、好きなものを遠慮せず書くのって、こんなにキラキラしているのか!』と感銘を受けたものでした。筆者のキラキラドキドキ体験は、ここに詰まっていたのかも知れません。


 ということで、大学時代はとにかく好きなように生きていた筆者なのですが、お酒の味をちゃんと知ったのもこの頃でした。尤も筆者の場合、周りにお酒に弱い人が多かったので自分まで酔っぱらうわけにもいかず、少しセーブした飲み方を心がけるようになって今に至るのですが、いやそれはそうと美味しいですよね。後に炭酸苦手を克服してからはビールも美味しく頂けるようになりました(それまでは焼酎スタートだったので、ビールスタートが新鮮に感じたものです)。

 ゼミのみんなで飲んだり、サークルのみんなで飲んだり……と思い返したところで、入学以来仲良くしていた友人たちとは飲んでいなかったことを思い出しましたが、つまり何が言いたいかというと、この成川研究室の空気もわりとよさそうだなというものです。何だかこう……過ごしやすそうですよね。森さん視点だとなんだか若干の美化が入っていそうな雰囲気のある成川教授、たぶんそこら辺にいる理系オタクのちょっと愉快なおじんの可能性が出てきたような気がしましたね。

 あと桜山さんのスカート丈ってどんなものよと自分の足で確かめてみたら、なかなか短い丈なんですね。肌寒くなってきたこの時期には少し心臓に悪い長さだったようです。あっ、自分で穿こうとしてるわけじゃないですよ!?


 そ、そんなんじゃ……っ、ないんだからね!?


 ミニスカートを見かけると「うわぁ寒い!」というのが先に立つようになってしまった自分にちょっとした物悲しさを覚えつつ、『成川研究室の芳しくない日常』の感想とさせていただきます。

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