第4話 魔法
この世界には、「魔法」が存在する。
魔法を出すのには、大きく二つある。一つ目は、自ら生成される魔素を魔力へと変化する方法。二つ目は、地上にある魔素を取り込み、魔力へと変化させる方法である。
魔素を取り込むのは、自然を反響する能力を持ったものが多い。精霊と契約したり、元から才能があったり___。しかし大抵は、自らの魔素を使う。
▪️==========▪️
因みに、シュリンというと_______。
いうまでもない。膨大な魔力。しかし、いかにもチート能力を求めているわけではない。ので__、またもや、アーシャットが記憶を変え、魔力をやや奪った。それでも、器からぼたぼたと溢れるように魔素が流れ出ているが____。これにはシュリンもうんざりしている。周りの大人にドンびかれている。あるものは、恐れたり。あるものは暗殺しようとしたり。散々である。
この世界は、元の世界と違い魔法がある。いかにも、ファンタジー要素たっぷりだ。なので、しっかりとエンジョイするため、魔法の練習をしている。小説などにしか出てこないようなファンタジーがまさか、死んでから異世界へと行けるなどと、一ミリも思っていなかった。嬉しいが、車に轢かれてしまったのでなんとも言い切れない複雑な感情が渦巻いているが。
こっそりと。エルフでは、魔法が放てるようになるのは100〜くらいからなので、生まれて間もない赤子が魔法を放てるとなると、即研究対象____________、になることは、目に見えている。見えている地雷を踏むわけにはいかない。
大変なことになるだろうから。
(ふ〜____。アーシャット様が教えてくれて、助かった。人間にとったら百年なんて待てないから……。)
元・人間であるシュリンからすれば、100年あれば、あっという間に寿命なんて尽きてしまう。だからこそ、待ちきれずにさっさと魔法を打ってみたいのだ。今は、隠れつつもコソコソと魔力を操る練習をしている。
魔法の源が、「魔素」。魔素を使って魔法へと変化させるのが、「魔力」。魔力からさらに魔法へと変化させるのが「魔法」。
魔力と魔法の差はあまりないが、魔力は勝手に出ている、魔法は詠唱することでできる____。
わずかな差しかないが、それはいいだろう。魔素を変化させ、魔法を放つ練習をしている。脳内でアーシャットの声が心地よく響くのを感じながら、ベッドの上で起き上がって感覚を集中させて______。
血管にまで回って巡っている魔素を集中させ、一つ一つにまで神経を尖らせて____、上手いように魔力を固める。その練習をひたすらしているのだ。暇だから。
あの、聖女のお
早く、大きくなりたいなぁ。
まぁ、その気になればあっという間に時間を進めることなど容易いが_____。それは置いておいて。できるだけのんびりと生活したい。それが願望だからだ。
ふぅっと軽く息を吐いて、気合を入れ直す。魔素を固めて、丸にする。ううんっと力を込めると、目の前に大きな白い丸ができる。やばい、やりすぎた。
急いで消そうとしても、手遅れ。
ぼんっ!
とてつもない突風が___。
(ああああ。やってしまった。やばい。)
はぁ〜〜っっと息を吐く。そして、こめかみに手を当ててうんざりする。
時間を止めてもらっているが、魔力の痕跡は残るわけで。そう、これは間違いなくバレてしまう。
(どうしてくれるんです、アーシャット様ぁ〜〜〜!!!!)
___と、静かにアーシャットを攻める。それを感じ取っているアーシャットはというと。とてつもなく罪悪感に包まれ、ああああ!!!と、これはこれで大変なことになっているそうな___。
今にも聖域を破壊しそうで、神々が一生懸命留めている。「ちょ、アーシャットさん!?」「きゃああっ!やばい、大災厄が起きるかしら!?」「おっ、落ち着いてください!!」「終わった……。」と、いった感じに。どうしよう、迷惑かけてしまった、どうしよう、とややパニックになっているアーシャットなんてシュリンは全く知らない。
しばらくして、事態が収束すると、魔力を感じ取った屋敷の方々がわぁぁぁっっと大パニックになっており、はぁ____。と、大きなため息をついた。村総出で祭り上げられそうになっており、今夜は眠れそうにないなぁ、と大人に囲まれつつもこっそりとため息をついた。
▶︎〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
魔法とか、魔素とか、魔力とか、想像してるのと違う!___と、思っているでしょうけれども。すみません。
ややこしいですね。進出単語をしばらくは減らして、しっかりと単語が理解できるようにしますので(主に作者が。)!
しばらくは新しいワードは出ません。安心してください。
次の更新予定
毎日 00:00 予定は変更される可能性があります
転生エルフは、国を作る。 やなな @_yanana_
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。転生エルフは、国を作る。の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます