第2話

どこからと降り込む

日々の残響が

風景を消していく


浮かべた雫が

歪んだ視界が

何度目かと

悲しみより深く

痛みとなって届いて

感傷的なモノローグが響く


もうどれほど

行き場の無い声を覚えたろう

あとどれほど

私は後悔し続けるのだろう


さよならの先に

期待して

でも心はまだ休まらなくて

どこに居ても過去が消えない


なぜ、まだ息が止まらないのだろう

なぜ、世界を捨てることが出来ないのだろう


過ぎ去るままに

冷たくなって

時の間にまに

死にたくなって


もういっそ、と

全てを置き去りにして

遠くまで来たのに

また、ココに立ってる

過去が消えない

未来も消せない


ずっとそうして

ずっとそのまま

変わらない頭で変えられない心で

私はずっと耐えて忍んで

何とも向き合えないまま


ただ暗がりの部屋で

ぐっと目をきつく閉めて

涙が溢れないように

必死に身をかがめて

じっとするしか無いんだ


もう、分かりきっている

それほど、私はそこにいちゃいけないって

誰からも、必要とされて無いって


だからいいんだ

いいんだよ

自分に自分を被せて

何層にも殻になって


強くなるから

なるから。


ああ、やっぱり、素直になれないな。

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またいつか 茶渋るる葉 @tyasibu

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