バニシング

神木

第1話

 黒く濡れた巨体が跳ね、着水する瞬間に激しい飛沫が巻き上がる。歓声が弾け、その直後に私たちはびしょ濡れになる。配られたビニール製のポンチョを着ていても、顔や前髪はどうしようもない。唇を舐めるとやはり塩辛かった。海水だ。熱い日射の中で、シャチの尾がすくい上げるようにうねり、容赦なくまき散らす海水の冷たさは、原始的な快楽があって、私も自然に笑ってしまった。

 左に座っている圏を見ると、ポンチョのフードを被っていなかったせいで顔どころか髪も首も水滴を垂らしている。濡れた髪や肌が健康的な光を放っている。油断していたというよりは、水をぶっかけられるのを楽しみにしていたのかもしれない。


「動画で見てたけど、実際に見ると迫力が……」


 照れ隠しのような笑みを浮かべて言いかけるが、圏は最後まで言えなかった。シャチがまた景気よく身体をはためかせて、スタジアムの観客たちを水浸しにしたからだ。下手に喋ろうとしていたせいで、口に海水が入ったらしく、圏はしきりに咳き込んでいる。ゆったりとしたシルエットの白いシャツと、黒いスキニーのモノトーンファッションは、水飛沫に当てられて、まるで夕立に行き会ったように濡れていた。

 千葉の水族館だ。目玉はシャチのショーで、開始時間に合わせて、順路もそこそこに私たちは申し込みをして席に座ったのだった。

 その後もシャチは様々な芸をし、恵体を私たちに見せつけた。プログラムが終わると、シャチが鰭を振って、ステージのプールから、自身の住処に帰り、観客は三々五々散っていく。

 いくらポンチョを被っていても、さすがに額や頬はまだ湿っている。眉を流れていく海水を手の甲で拭い、圏の方に再び視線をやると、水をぶっかけられた服でいるにもかかわらず、刈り上げた髪には一切の水滴はなかった。むしろ乾燥していた。そしてきょとんとした風に、


「ねえ和也さん、僕も実際に見たいから次のショーも見たいんだけど、いいかな?」


 と言った。

 連だ。

 私がシャチを見ている間に、北海道から入れ替わったのだった。

 この双子はそういう体質があった。


「圏の方は濡れたままお前の部屋にいるのか?」

「入れ替わってもいいように風呂場にいたから平気。今頃海水をシャワーで流してるよ」

「迷惑をかけるな」

「かけられたの水だから」


 そういうことではないのだが、私は笑って流した。連は慣用句的な言い回しをすんなり理解することがあまりない。抽象的な概念を恐らく苦手としている。迷惑という概念をかけられてはおらず、あくまでかけられているのは水であると本気で言っているのだ。この違和感は当初こそ持て余したが、慣れた今は特に気にならない。

 私は連に頷いて見せる。風呂場にいながら、圏からの感覚同調を通して見るのと実際に水をかけられるのとではやはり違う。次のショーは一時間半後だったから、また水族館の順路を軽く回ればいいだろう。

 そう思ってスタジアムを出て、私にとっては二週目、連にとっては一週目の順路を周っていたが、その半ばで連は再度圏に入れ替わった。

 戻っちゃったか、と圏が苦笑した。


「連の我儘をすみません」

「こんなの我儘の内に入らない。風呂場でショーを見るってのも味気ないしな。それに連のことを圏が謝らなくていい」


 そう言って、私たちは水族館を辞した。


   ◇


 兄・筒井れんと弟・筒井けん。二十三歳。男性。一卵性。北海道生まれ。どちらも新卒だが、同じ札幌の大学を卒業してから、連は北海道で経理のアルバイトをし、圏は東京でシステムエンジニアの正社員をしている。

「同じ親から生まれ、同じ服を着て、同じ物を食べ、同じ歌を聞いて、同じ思考回路を持つ僕たちは、どれだけ離れていても互いと情報をやり取りすることができるんです」

 入れ替わりの理由について、このように圏は説明した。

 出会い系アプリで私は圏と知り合い、簡単にホテルに連れ込んだ。圏は地方から上京してきたばかりだというのに、遊び人としか思えないほどコミュニケーションは洗練されていた。敬語の崩し方も会話のテンポも申し分なかった。年上の男の警戒を解き、距離を縮めるための手法を身に着けていた。私たちは数度のデートをし、同じだけの性交をした。

 親しい友人として私たちは関係を進ませ、少しずつ恋人が視野に入り始めたころ、あるデートの締めくくりで、入れ替わりが起きた。

 一緒に風呂に入り、私が先に戻る。圏が直腸を洗い、さあ今からお楽しみだ、とベッドに倒した辺りで圏は先ほどとは違うわずかなこわばりを見せたのだ。瞳にはうっすらとして恐れが滲んだ。そんな相手を抱く趣味はなかった。


「君は誰だ?」


 なぜそう聞いたのかは自分でも分からない。しかし明らかに別人のこわばりだった。


「連。ほら、右にあったほくろが左にあるでしょ?」


 彼は私の下で、きょとんとして首筋を見せた。連は逆の位置にあるほくろを見せようとしたのだろうが、左右を間違えて右の首筋を見せた。しかしどちらにしろ、先ほどまであったほくろの移動は事実だった。敬語もなかった。連はつるりとベッドを抜けてビデオ通話を開き、通話に出た圏が説明したのだった。

 曰く、この双子はあらゆる感覚や思考を共有しており、肉体的にも無作為なタイミングで入れ替わりが発生するのだという。


「いつから?」

「昔からずっと。でもうまくやってきたので、気付いたのは和也さんだけですね」


 この入れ替わりが露見しなかったのは、二人がべったりで育てられ——利発な圏が連の世話を押し付けられる形で——どっちがどっちでも変わりない、どうでもいい、という環境で育ったせいらしかった。圏から成育歴を聞くと、恐らくどちらかがどちらかである必要性の薄い育ちを確かにしていた。そして圏はかなり利発で、共感性が高すぎたために、自身のリソースを入れ替わり現象の隠蔽に注ぎ込んだ。二人の互換性の確立が、圏の生育のテーマだった。そのために二人の性質は露見することなく、何一つ問題にならず、二人は大人になったのだった。

 聞けばこれまで私といるときにも何度か入れ替わりがあったが、うまくごまかしていたのだという。

 通常ならとんだ与太だと笑い飛ばすのだが、実際にそうなってみると、それに加えて、まるで普通な調子で語られると、何となく飲み込めてしまった。圏はそういう、うまく煙に巻いてしまう話し方がうまかった。これまでの生活で、圏はうまく丸め込んでしまう話術を自然に身に着けていた。


「それで、変な話で申し訳ないんですけれど、僕は——ええと、圏の方はですが、和也さんとこれからも仲を深めたく思っておりまして」


 交際には前向きなんだ、と私は気の抜けた感想を持った。私の歳になると、年上好きの若者に声をかけられることは少なくない。しかし、これから先、髪は薄く、腹は丸くなり、私の容姿はどんどん衰えていくだろう。壮年の身体は老年期へ移行していき、感情の制御も甘くなる。勃起だっていつ失われていくか分からない。

 だから圏を手放すことは、奇妙さを差し引いても、もったいなかった。


「敬語」

「はい?」

「片割れは敬語が苦手なんだろ。だから圏の方も敬語じゃなくていい」


 圏のきょとんとした顔は、連とよく似ていた。

 そういうわけで、ホテルや家で性交をするのは、圏ばかりだった。事の最中に入れ替わりが起きて連が現れれば、私はすぐに性交を中断した。連は続けてもいいとは言ったが、連に入れ替わっているのは長くても一時間ほどだったし、連のベッドでのこわばりを考えると、手を出すのは憚られた。連が現れると、彼に服を着せて、ルームサービスの食事をした。


「ホテル代も出してるのに申し訳ないね」

「お前も半分出しているし、使い物にならないのはこっちの方だろう」


 圏に戻ると、彼は連が食べ終えた食事のあとを見てため息をつく。連が入れ替わりから戻って、圏が現れてもセックスに再び至ることはほぼなかった。圏の得る情報が連に流れているので、彼のこわばりが透けて見える気がして抱けなくなるのだ。私の機能は、入れ替わりが起きたときには不甲斐なく眠りについてしまう。だから二人で布団にくるまって長い話をした。

「連はヘテロだから和也さんとのセックスに僕ほど興味がないんだ。和也さんのこと単体は好きなんだけど……。まあこれって難しい話だし」

「双子なのにそこは違うんだな」

「同性愛遺伝子の話? だいぶ前に否定されたけどね」

「ほら、ゲイの息子はゲイになるとか言うだろ」

「ヘテロから産まれた息子が全員ヘテロなんだったら信じてやってもいいよ」


 圏は笑った。私も笑った。


「でもデートはいいのか?」

「デートとセックスは違うから」

「なるほど……なるほど?」

「和也さんは連をがっつり見下さないだろ。貴重だよ。ほら、あいつは独特だから」


 連の生活はほとんどの部分を圏に支えられている。連は慣れていない業務は対応できないため、彼のために圏は入れ替わった隙にマニュアルを作り、経理システムと連結したマクロを作り、業務のチェックシートを作ってやっていた。そして圏に連が入れ替わってもいいように、自分の分の仕事も、圏が進めやすい環境を整えていた。

 敬語が苦手で、言外の意図を読み取れず、いつもどこかぼんやりしている連は、恐らく、しかるべき福祉に繋がったほうがいい気もしている。それが何より圏のためになるのかもしれない。しかしそれを連本人はもちろんのこと、圏にも聞けずにいる。連が表面上普通の顔をしていられるのは、圏のサポートありきだからだ。福祉へのアクセスを仄めかすことで、圏のサポートの不足をあげつらう響きを帯びてしまうことを、そしてそれが圏や、彼の向こうにいる連を追い詰めてしまうことを私は恐れた。

 連と圏の情報交換、感覚同調により、互いの疎ましさを絶えず理解しながら、支え、支えられることの苦痛を、私は何となくしか想像できない。その解像度でも、二人の心労は相当に重いと思われた。


「そもそもいつ入れ替わるかなんか分かんないし。だから基本的に仕事も遊びも生活も全部共有」

「全部?」

「生活のマジで全部。食べ物、寝る時間、それにセックスまで。僕は和也さんとだけど、連はプロの女性とするから」


 大多数の女性は——仮に男性であったとしても——連と個人的に親しくなろうとしないだろうことは想像がついた。恋愛や性交という非言語的コミュニケーションを介するための信頼度を、連の独力では確立させることができないだろう。私だって圏を気に入っているという下地がなければ、連をまっさらに見るスタートラインにも立てなかったはずだ。


「というか、圏はできるのか? 女性と」

「できるわけない。前戯続けて入れ替わりが終わるまでの時間稼ぎして、駄目ならもううまくごまかす。最後までできなくたって風俗は出禁にならないし」


 そう言って、圏はさっきと違う笑い方をした。少しだけ攻撃的な、鋭角な笑みだった。


「一人の部屋で、兄がプロとしてるのを感じるときもある。めちゃくちゃ面白いよ。勃起しねーのに感覚だけある。あっちはあっちで面白がってるしね」


 言われてみて、そういえば付き合っているのだし、一応他の相手とは性交をしないのだからと、ゴムを着けないこともあったことを思い出した。その感覚も連に流れているのだろう。


「連には悪いことをしているな」

「これくらい別にいいよ。連だって僕に感覚流してんだから」


 二人の深い共有は、大人の男が持つにはちょっときつすぎるのだろう。自分の片割れと性的な感覚をやり取りしてしまうこと、プライベートが存在しないこと。生活を互いに縛り縛られる、もつれあう人生。互いに互いが拘束になっているのだと察するに余りあった。

 圏を抱きしめようと思い、圏を通して連も抱きしめたい衝動に駆られる。しかしこのシチュエーションで接触をすると、否応なく性のニュアンスを帯びてしまう。なにしろホテルなのだ。それが厭わしくて、私は硬いシーツに覆われた布団を圏に被せた。圏はされるがままになってくれる。

 そのまま数秒ほど沈黙が降りた。入れ替わりが起きたかと思ったが、布団を鬱陶しそうにめくって顔を出した青年は、変わらず圏のままだった。ほくろは右にあった。彼は演技的な軽さを持った微笑で言った。


「でも、昔と比べると入れ替わりの頻度も時間も大人しくなった。互いの思考流入も途切れ途切れになってきたし。悪くない兆候だ」


   ◇


 そして実際、特にさしたるエピソードなしに、入れ替わりは唐突に終わっていた。連と交わした最後の会話はあまりに他愛なさすぎて覚えてもいなかった。

 数週間ほど連に出会うことがなかった。デートでもその後においても、入れ替わりは起きず、ほくろは常に右にあった。気になって圏にたずねたとき、彼は「もう入れ替わりはないと思う」と言った。

 圏と会えば連とも会うというのをセットのように感じていて、だから少なからず衝撃を受けたわけなのだが、私の家でクーラーの冷風に当たっている圏が、あまりにいつも通りな顔をするものだから、反応のタイミングを逃してしまう。ベッドに素っ裸で寝っ転がっていた。背中のなだらかな丘陵を、水滴がうっすらと流れている。さっきまでシャワーを浴びていたのだ。わざと荒い手つきのタオルで、手すさびに拭ってやる。


「入れ替わりはもう全然ないの?」

「確証はないけど。連と喋りたい? 通話かけたら出ると思うよ」

「いや……」


 圏の声は驚くほどからっとしていた。半身への別れにしては妙にこざっぱりしていて、どこか露悪的で、どこか粗雑な響きがあった。それに私は面食らった。背中を拭われるのが鬱陶しかったのか、圏は仰向けになった。


「最近は感覚も流れてこない。いつも互いの状況や考えが流れてきていたから、本当の一人っていうのは新鮮だ」


 平らな腹や筋肉の付いた胸が、健やかな肌の光沢を帯びている。やはり右の首筋には、ほくろがあった。私もベッドに横になった。

 事はいつも以上にスムーズに進んだ。圏の向こうに透けて見えていた連の姿はどこにもなく、圏はただの若者として動いていた。しかし、それはおのずからそうなったのではなく、一人になった人間はきっとこういう風に動くのだろうというパフォーマンスの色が濃い情事だった。一人というものが先にあって、そこにはまろうとしている圏は、私をしめやかにさせた。

 やがて圏は目を閉じてひどく悲しい声を上げた。ほとんど慟哭に近い悲しみの声だった。聞いたことのないほど痛ましい音色だった。私は圏のもっと深い箇所に触れたくなった。その悲しみに触れて慰めたくなった。でも抱擁は表皮の接触でしかなく、交合はただの内表面の擦過でしかなかった。

 沈黙が我々に重々しくのしかかる。私たちはベッドに並んで仰向けになっていた。終わった後の気怠さや憂鬱が織り上げる虚無感に、圏はたぶん今初めて相対しているはずだった。彼に触れようとすると、手首をそっと押さえられて拒まれる。


「先に風呂に入ってきたら?」


 私はうなずくと、浴室に向かった。浴槽には蓋がかけられていて、湯がためられている。情事のあとは決まってぬるま湯につかるのがお決まりだった。身体を流し、湯につかる。筋肉がほどけていく。

 しばらくして、圏がやってくる。彼は身体をシャワーで流し、先ほどまで使っていた箇所を念入りに洗うと浴槽に入った。アパートの小ぢんまりとした浴槽だから余裕のある姿勢はとれない。ちょうど、私の腿の間に腰を下ろしたような姿勢。私の腹を背もたれにして、肩に首を乗せた。そして囁くように言う。


「僕たちの思考回路は、昔から完全に一致していた。でも僕たちはようやく別の人間になれたんだな。もう何も食べていないのに味がすることもないし、この風呂の感じも連に伝わることはないんだな」


 圏は入れ替わりのロジックを、「同じ思考回路を持っているから」と説明していた。思考回路を醸成するのは遺伝と環境で、二人は大学卒業後、あまりに違いすぎる経験をしてきた。交換可能な対はもう交換不可能な個になった。この説明は全て推測にすぎない。そして入れ替わりが終わってしまった現状、正しい説明がなされることはないのだろう。


「僕たちはもう食べるものも聞く音楽も違う。考えることも——考えることが同じでも、それを処理する能力が違う。僕たちはようやく別の人間だと思えるようになった」


 ざまあみろ、と、圏は連に向けて毒づいた。吐いた毒も、連にはもう届かなかった。

 このようにして連と圏は個人になった。東京と北海道——八百キロを隔てて、この双子はようやく距離を得ることができたらしい。そして仕事を一人で進め、一人で食べ、一人で物を感じている。私は何を言えばいいか少しだけ迷い、


「おめでとう」


 と言った。

 私の肩に頭を乗せて目を閉じたまま、圏は口を開いたが、何も言わずに口を閉じた。そして長い沈黙が訪れた。それは躊躇いの静けさだった。たぶん圏の舌が、圏のためだけの言葉を見つけるための時間を必要としていた。

 湯が冷める頃、圏は口を開いた。


「おめでとうなものか」


 それは硬い声をしていた。生々しく硬く、私が決して触れることのできない深いところから流れていた。


「あいつの仕事や生活を、一体誰が面倒を見るっていうんだ。誰よりも嫌いな弟に生活を握られる惨めさを分かるのは、誰よりも嫌いな兄に生活を握られた僕しかいなかったのに」


   ◇


 圏はいつしか連との交流を断った。連休も北海道には帰らなかった。そしてより給料が良く、多忙な会社に転職した。連との入れ替わりは、少なくとも私の前では以降も見られず、連がどのように暮らしているか、私は圏から聞かなければ知ることはないし、圏は触れようとしなかった。

 そして私は連のいない交際を続け、そのうちに一緒に住み始めた。いくつかのプロジェクトのマネージャーに携わり、高度な仕事——おそらくは連との入れ替わりがあれば遂行できないような仕事——に見合う収入を得る圏と、還暦近くなってきた私の稼ぎを合わせると、幸運にもそれなりのマンションを購入することができた。名義は圏の単独名義にした。今後の彼の住処はある方がいいだろうと思ったのだ。

 築年数は少なくないが、間取りは2LDKで暮らすのには十分だった。風呂も文句なしに広い。生活を二人で構築するのは面倒も多いが楽しかった。家具は圏が選び、生活一般は緩い当番制にした。寝室は一緒で、かなり大きめのベッドを使っている。そして布団に入るとき、私はいつも首筋のほくろがどちらにあるか確認してしまう。

 十年経っても、それをやめられずにいる。

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バニシング 神木 @kamiki_shobou

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