役目は最期の願いを聞き届けること

人とは違う異能を有する主人公が、同じ異能者の願いを聞き入れ、幽霊の成仏を行っていく現代ファンタジー作品です。

主人公は霊感を有するオッドアイの大学生。普段は霊を認識しないために、色素の異なる瞳にカラコンを入れて過ごしています。

ある日、主人公は不注意によってカラコンを落としてしまい、困っていたところを男性に助けられました。

男性の方も親切心だけで助けたわけではなく、主人公にとある頼み事をしてきます。

彼の願いとは、成仏できない霊の願いを叶えてあげること。

そして、霊は見えても会話できない自分の代わりに、通訳を務めて欲しいということでした。

思わぬ提案でしたが、主人公は借りを作った後ろめたさから提案を受け入れます。

慣れない仕事に、目を逸らしていた存在とのコミュニケーション。

主人公は役目をしっかりとこなせるのか。

ぜひ読んでみてください。

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