プレイヤー

@Kuro-257

1サバイバル 始まりのGame

本作品は初投稿です。読んでいただけると幸いです。本作品にはグロ要素がありますそれを了承できればお進みください。






















人は困難を乗り越え成長する。失敗しない人間などいない。だからこそ成功を掴むために努力をする。















「ようやっと東京に着くのか…。体感、すごく長く感じた。」

僕の名前は谷村槍騎。今年から上京する大学生である。昔から失敗が多かった僕だが、大学生活でこれを気に失敗しないようにするのが僕の目標である。

っと自語りしてたら電車が止まった。着いたのだろう。

槍騎「疲れた〜。座るだけでも中々疲れるんだよな〜。」

駅員「すみません。」

槍騎「はい?」

駅員「少し献血にご協力いただけないでしょうか。今献血にご協力いただけると、ティッシュ箱をお渡ししますよ。」

ティッシュ箱か…いいかも。よし受けよう(即決)

槍騎「はい、僕でよければ。」

駅員「ありがとうございます。さぁこちらにどうぞ。」

…それにしてもなぜ僕なのだろうか?他に人はいるはずだし、なんでだろう?それに駅員が献血を促すのも少し怪しい…

そう思っていたら献血をするところに案内された。そこにお医者さんがいた。

医者「それでは腕を出してください。すぐに終わりますので。」

普通の献血だな僕の勘違いだろうか?















医者「ありがとうございます。献血は以上になりまさす。」

槍騎「こちらこそお役に立てて何よりです。」

献血を終えた僕はこの前不動産屋に紹介された。アパートを目指して歩いていた。

やっぱり東京はすごい。ビルがこれでもかってほど建っている。

槍騎「ん?」

僕は視線が運命的に動くように路地裏をみる。

すると…

?「…」

ボロボロの子供がいた。

捨てられたのだろうか。僕はその子に話しかけてみた。

槍騎「こんなところでどうしたの?」

?「逃げてきたの…」

槍騎「逃げてきた?」

?「僕を狙う人から…」

狙う人?誘拐されてきたのだろうか?

?「その人、僕を傷つけて楽しんでたの。」

様々な考えを頭のなかで考えるが分からない。

その子の名前を聞こうとしたその時、

?「やぁぁっと見つけた。本当に苦労させやがって。」

後ろを振り向くと、ガタイのいい男がいた。

?「ボウズ、そいつを渡せ。」

槍騎「この子のお父さんですか?」

?「いいから渡せ。そいつがいねぇと進まないんだよ。」

この子の顔をみてると、とても怯えていた。

?「さっさとわたさんかい!」ボー

槍騎「危なっ!」

こいつ炎を吹きやがった!こいつ普通の人じゃねぇ!

クソッ!なんで上京した時にこんなことに!

咄嗟に僕はその子を抱きかかえて逃げた。

?「待ちやがれ!!」

大通りを行けば流石にあいつも追ってこないかと思っていたら、

?「 そいつ渡すまでずっと追い続けるぞ!このクソガキがぁ!」

「ぐぁぁ!」 「助けてぇ!」 「あいつ炎を手から出してるぞ!」

一般人にも死人を出してるぞあいつ!

クソッ!こうなったら小道を使うしか!

僕は小さな小道に入りこんだ。

槍騎「君、名前は?」

今こんな時に聞くことじゃないと思っていたけど、僕はその子に聞いた。

?「…蓮。」

槍騎「蓮か、いい名前じゃないか。」

少し幸福感じていた。






?「この斎藤 両義を無視して楽しくおしゃべりとは余裕があるじゃねえか。」

見つかってしまった。また早く逃げた。

両義「あいつ逃げ足だけ速いじゃねえか…。面白い久々にこのストレスを発散するために遊んでやるか!」

僕は咄嗟に近くの廃墟ビルの中に入っていた。あいつはビルの中に入って炎で僕を狙っていた。だがまるでおもちゃで遊んでいるかのように楽しんでいた。

両義「さぁ、逃げ惑え。この俺のストレス発散に付き合ってくれよ。」

もしかしてこの子がボロボロなのはこいつにストレス発散の道具として使われていたのだろうか?

この子には何の罪もないじゃないか!

なぜこいつにこんな事が出来るんだ!

両義「そろそろ飽きてきたな。じゃぁここで人生とおさらばしようじゃないか。」

あいつ今度こそ僕を殺す気だ!

二人「「うわっ!」」

転けてしまった。情けない。自分が。この子を守るために頑張ったのに死んでしまうのが、とても情けなく感じる。 

最後くらいこの子を守るために蓮君を抱きしめる。

両義「じゃあな。来世は幸せになれるといいな。」

最後くらいこの子だけは…!















バァァァァン

両義「死んだな。流石にあの炎を受けて生き残るのは難しいな。さて、後はあのガキを回収するだ…け…」








「まだ…」

槍騎「終わってねえぞ。」

無傷の槍騎がそこにいた

両義「嘘だろっ!あの炎を受けて生き残るなんざ、ありえねぇだろ!あの炎はおれの…最大火力なんだぞぉぉぉぉぉ!」

僕は蓮君を連れて近くにある小部屋に入った。

両義「待ちやがれぇぇ!てめぇはおれのプライドを傷つけやがったぁぁ。てめぇだけはぶっ殺してやる!」

奴は炎を撒き散らして小部屋に入った。

だがそこに二人の姿はなかった。

両義「どこ行きやがったあのクソガキがぁ!」 ガチャ

僕はドアの横にかがんでその小部屋を出た。

両義「外かぁ!待ってろ!すぐにぶっ殺してやる。」

だが小部屋のドアは開かない。

両義「なんで開かねぇんだよ!」

そしてその小部屋には元からあった段ボールや木材があり炎がそれに引火した。もともとそこが倉庫になる予定だったのか窓がなかったので、一酸化窒素が小部屋に広まった。

両義「おいっ!開けろ!開けねぇとぶっ殺すぞ!」

なぜこの扉が開かないのか、それは槍騎にできた能力である『バリア』であるこのバリアは最大3個までしか出せないがそれでも守るための力がある。

蓮「お兄さん…」

槍騎「心配しないですぐに終わる。」

やがて中から聞こえる声は徐々に弱まりやがて聞こえなくなった。

槍騎「どうやら死んだようだ。」

蓮「もうあの人いないの?」

槍騎「あぁ、お前はもう自由だ。」

蓮「う…うわぁぁぁぁん!怖かった!怖かったよぉぉぉ!」

蓮が泣き終わるまでそばにいた。

泣き疲れたのか、すぐに寝た。

本当に疲れた。まさか上京したのに始めてこんな事が起こるとは…

そう思いながら、僕はその子を抱えアパートへ向かった。


















今の僕は知らない。この子を取り巻く環境がどれだけ大変か…

そして、望みもしない戦いに身を投じることになるとは。



















?「ふ〜ん、これでプレイヤーがそろってついに始まるのか。」


















?「殺し合いが」


















残りプレイヤー数

80から79















1プレイヤー 始まりのGame

終わり






















ここからは投稿主の話になります。

私は以前からこの話を書きたいと思っていてついに出せたのがとても嬉しいです。これからも温かい目で見守ってください。それでは次のお話で会いましょう

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