実録!女学院と男子校と共学の違い!?

羊谷光尾

衝撃のlast

ここは百合園女学院。今日も可憐な女生徒たちは素敵な花を咲かせていた──


「信濃谷さん、利根々崎さん。今日のニュースお聞きになりました?」

「えぇ、えぇ十勝峰さん。なんでも理科の溝口先生と数学の曽山先生が空き教室で密会していたらしいじゃないですの。」

「たまたま通りがかった生徒によると曽山先生のいかがわしい声が聞こえたようですわ」

「まぁー!これはこれは、確かめるために張り込みが必要のようですわねぇ!」

「それならわたくし達もお供致しますわ!」


うふふふふ、と3人の笑い声が響く

一方漢之工業高校では──


カシラァ!ブツ届けに参りましたァ!」

「ようやった、死科覇袮しかばねェ…済まんな、うちの組でネット注文できんのがお前だけなんや…」

「俺のことは気にせんといてください、それよりも頭、新刊皆期待してるんす。そっちに気ィ入れてください」

「おう。今回のこの『らぶらぶいちゃいちゃ百合ックス〜145組詰め合わせしちゃいました〜』はワシの自信作や…」

「これで向かいの組の無来我羅なきがらにも対抗出来る…!」

「アホ言うな。新刊これは抗争とかそんなもんのために描いたモンじゃねェ…俺らはただ純粋に百合の尊さを追いかけていけばええんや。」

「頭…すんませんっした!俺が、俺が間違っていました!」

「分かってくれたんなら、それでええ。」


ペンが走る音がただひたすらに聞こえていた

その頃、二菜理学園では──


友樹ともきくん、じゃあ挿れるね…」

「うん…」


𝑯𝑨𝑷𝑷𝒀 𝑬𝑵𝑫

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

実録!女学院と男子校と共学の違い!? 羊谷光尾 @wooooooaini831

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ