夏の小径

第4話 兄貴やったの あんたでしょ

　夜中の静けさ壊した

　酔った兄が道端で

　急に飛び出して　悪ふざけ

　元彼の前に立ちはだかった

　過ぎた夜の出来事

　兄は笑っていたけど

　殴られた頬をさすりながら

　ふざけた態度を貫いた

　彼の怒りも理解できる

　でも　心の痛みが残る

　兄を守りたい　でも許せない

　その境界線が揺れている

　（Oh, right, you were the one who called yourself the Poodle-like old man.

　Back in our school days, you used to see Yamada as your rival, didn’t you?

　Yamada, the one who was a reader model.）　コーラス

　夜中に酔った兄が

　道端で飛び出してさ

　元彼の前で「バーッ！」

　頭のおかしいことをやらかした

　兄が悪いのは百も承知

　でも殴るのはやりすぎよね

　その拳の勢い　強すぎて

　止められないの　わかってる

　兄はアホだけど　愛すべきアホ

　一発くらいは仕方ない？

　でもその拳がヒットして

　愛の壊れた音がした

　（Oh, right, you were the one who called yourself the Poodle-like old man.

　Back in our school days, you used to see Yamada as your rival, didn’t you?

　Yamada, the one who was a reader model.）　コーラス

　☆☆☆

　コーラス部分の翻訳

　ああ　そういや　あんたがプードルみたいなおっさんだって　言ってた人ね

　学生時代に　あんたが勝手にライバル視してた　山田くん

　読モやってた　山田くん